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朝ドラ「虎に翼」7月3日第68話あらすじ 寅子(伊藤沙莉)は妻がフランス人の離婚調停を担当、心閉ざす息子(中本ユリス)を救う方法を模索

iza(イザ!) 2024年7月2日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第14週「女房百日 馬二十日?」(第66~70話)の第68話が3日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第14週「女房百日 馬二十日?」振り返り

昭和25(1950)年、春。一介の特例判事補兼事務官にすぎなかった寅子は、家庭裁判所を広く周知するためのラジオ番組出演や、関連イベント「愛のコンサート」に出演した大物歌手、茨田りつ子(菊地凛子)からの推薦の言葉のおかげで、すっかり有名人に。家裁の窓口には寅子目当ての相談者が殺到し、家裁の認知度は高まったが、家事部、少年部の担当者からは、公の場での発言に苦言を呈されるなど、摩擦も生じ始めていた。

寅子は一層仕事に追われ、家庭のことは義姉の猪爪花江(森田望智)に任せきりになっていた。帰宅は毎晩夜更けで、娘の優未(竹澤咲子)が寝た後。親子の時間が、朝の出勤までのひと時と休日だけであることも気がかりだった。そんななか、最高裁長官を務める星朋彦(平田満)の著書「日常生活と民法」の改稿作業の手伝いを頼まれた寅子は休日返上で引き受け、優未との時間をますます持てなくなった。

休日、寅子が長官室を訪ねると星は急用で不在。彼の息子で横浜地裁の判事である航一(岡田将生)と2人で改稿作業を進めることになった。穏やかだが考えていることが全く読めない航一の態度に戸惑いながらも、寅子は仕事を離れて法律と向き合える改稿作業を楽しんだ。

3回目の作業で朋彦が初めて顔を見せた。朋彦は、航一が戦時中に妻を病気で亡くしたことを明かし、いい再婚相手がいないかと寅子に尋ねたが、航一は真に受けないようにと打ち消した。

そんな寅子の知らないところで、優未はある夜、起きてトイレに向かう途中、改稿作業を家に持ち帰り、普段家族には見せないような楽しそうな表情で目を輝かせながら執筆に勤しむ母を見かけ、複雑な思いを抱いていた。

家庭裁判所の少年部と家事部の連携を図りたい寅子は、両部の親睦を深めようと昼食会を催すが、参加者はゼロ。寅子は悔しがりつつも、理想を掲げ続けることを諦めようとはしなかった。

改訂版最終確認の日、表紙のゲラ刷りには、星親子と並んで寅子の名が印刷されていた。寅子は恐縮しつつも、いつか法律の本を出すことを夢見ていた亡き夫、優三(仲野太賀)のことを思い出し、感極まって涙ぐんだ。寅子の感激する様子を見て、航一は、そんなに喜んでもらえるなら父も「出涸らし」冥利に尽きると言った。寅子の恩師、穂高重親(小林薫)に最高裁判事就任を頼んだのが朋彦で、自分たちのような人生を頑張り尽くした出涸らしだからこそできる役目であって、後進に残せることがあるのではないかと説得した経緯があった。遅れてやって来た朋彦は、自ら書き下ろした新しい序文を航一と寅子の前で朗読。朋彦は長い間、闘病生活を送っており、改訂版の出版を待たずにこの世を去った。

「虎に翼」第68話あらすじ

寅子は日本人の男性とフランス人の女性の離婚調停を担当。2人の間に生まれた梶山栄二(中本ユリス)は窃盗事件を起こし、両親ともに親権を手放したがっていた。責任を押し付け合う姿に心を閉ざしていく栄二。寅子は栄二を救う方法を模索する。

一方、最高裁では「尊属殺の規定」に関するある判決が言い渡される。15人の最高裁判事の中には穂高がいた。

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