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朝ドラ「虎に翼」雲野先生(塚地武雅)とよねさん(土居志央梨)&轟(戸塚純貴)がタッグもSNS「退場フラグなの?」と心配する声

iza(イザ!) 2024年8月14日 10時3分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第98話が14日、放送され、弁護士の雲野六郎(塚地武雅)がヒロインの学友、山田よね(土居志央梨)と轟太一(戸塚純貴)に担当する「原爆裁判」の協力を依頼するシーンに多くの視聴者から反響が寄せられた。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子を演じている。ドラマは第20週「稼ぎに操り女?」(第96~100話)が放送され、この日の放送では、東京地裁民事第二十四部の裁判官である寅子が担当することになった「原爆裁判」の原告代理人として雲野が登場した。

昭和30(1955)年、雲野は、事務所で働く弁護士の岩居(趙珉和)とともに、よねと轟が共同経営する「山田轟弁護士事務所」を訪れていた。雲野はよねが弁護士になったことを喜びながらも、戦争中に事務所を辞めてもらい、落ち着いた後も呼び戻さなかったことを謝罪。広島と長崎に投下された原子爆弾の被害者を原告として日本政府に賠償を求める訴えを起こしていると述べた。岩居は、原爆投下が通常の戦争行為を逸脱した国際法違反だとして、「アメリカは被爆者の方々に対して損害を賠償する責任があるということを訴えたい」と説明。ただすでに日本と米国の間ではサンフランシスコ平和条約が締結され、政府は米国に賠償を求める権利を放棄しているため、「放棄した日本国に対して賠償を求めようというのが訴えの骨子だ」と伝えた。

多くの犠牲者を出した国際法違反といえる行為を、戦勝国という理由で責任を負わないのはあまりにも不公平だと持論を述べる雲野。終戦から10年が経過したこの時期に訴訟を起こす理由を尋ねるよねに、背景に昭和29年3月に米国が行った水爆実験で日本の漁船が被曝(ひばく)した「第五福竜丸事件」があるとし、「忘れ去られることがないように、同じ過ちを繰り返さぬように、誰かが声を上げねばならん」と力説した。

雲野は高齢となり体の不調を訴えることが増えたため「具合が悪い日はつい弱気になってしまう。だから…私にもしものことがあった時は、2人で岩居君を助けてやってくれないか」とよねと轟に協力を依頼。雲野の想いを知ったよねは「分かりました」と二つ返事で快諾。その言葉に雲野は涙ながらに頭を下げ「ありがとう」と感謝した。

第42話(5月27日放送)で疎開先から戻った寅子が働く場を求め、雲野の事務所を訪問して以来の登場となった雲野に、X(旧ツイッター)では「雲野先生久しぶり!」「ここで再登場か!」「合流がうれしい」「よねさん轟さんとタッグ組むとか強いな」「よねさんと雲野先生の再会、胸アツ」と喜びの声が続出。ただ「もしものときって、退場フラグなの?」「フラグやめて」と心配する人も見受けられた。

一方、よねが雲野の依頼を引き受けたことで、寅子と法廷で対峙することも考えられ「ワクワクが止まらない」「よねさん轟と寅ちゃん、ついに法廷で会うことになるの?」と期待する声もあった。


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