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朝ドラ「虎に翼」9月4日第113話あらすじ 竹中記者(高橋努)の力で注目を集める原爆裁判、星家では百合(余貴美子)の認知症が進み…

iza(イザ!) 2024年9月3日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」(第111~115話)の第113話が4日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」振り返り

昭和34(1959)年11月、寅子も担当判事の1人を務める「原爆裁判」は約4年間にも及ぶ準備手続を終えた。争点は、原爆投下が国際法に違反しているか否かと、米国および日本の政府に国民個人が損害賠償を求める権利があるかどうかの2点に整理されたものの、日米両国の賠償責任を立証するのは困難と思われた。

原告代理人である弁護士、雲野六郎(塚地武雅)が、いよいよはじまる口頭弁論に向けて気合を入れ直していた矢先に急死。寅子は、雲野が万が一に備えて訴訟のサポートを依頼していた学友の山田よね(土居志央梨)と轟太一(戸塚純貴)からの電話で訃報を聞かされた。よねは、後で判決に難癖をつけられてはいけないと、葬儀にも自分たちの法律事務所にも顔を出さないよう寅子に助言した。

雲野とともに原爆裁判の準備を進めていた弁護士の岩居(趙珉和)は、尻込みしていた原告たちを説得して提訴にこぎつけた雲野を亡くしたことで訴訟の継続をあきらめようとしていた。しかし、雲野からの依頼を受けた後、広島と長崎に足を運んで被爆者から話を聞いていたよねと轟は、岩居を鼓舞して雲野の遺志を引き継いだ。

昭和35年2月。日米安保条約の改定が行われた翌月、原爆裁判の第1回口頭弁論が開かれ、誰もいない傍聴席に杖をついた1人の老人が入ってきた。それは寅子の旧知の記者、竹中次郎(高橋努)だった。

被告の国側は早くこの裁判を終わらせたいようだった。その後、裁判所の廊下でよねら原告代理人たちと出くわした寅子は、短くあいさつ。すれ違いざま、よねから「意義のある裁判にするぞ」という言葉をかけられた。また、寅子は、竹中から「裁判の記録を残してほしい。できれば世に知らしめてほしい」と雲野から頼まれていたことを明かされた。

星家では、物忘れが目立つようになった義母の百合(余貴美子)が炊飯器をセットし忘れ、寅子の娘、優未(毎田暖乃)に頼んでいたと言い訳するなど、症状が少しずつ深刻化。寅子も真冬にもかかわらず発汗が止まらないなど体調がすぐれなかった。図書館に行ってきたという夫の航一(岡田将生)は、寅子の不調は更年期障害が原因で、百合の物忘れも老年性痴呆の症状ではないかと推測した。昭和36年6月、星家では、家族で家事を分担しつつ、平日は家政婦の吉本(山野海)が百合を見守りながら介助するという生活が定着。百合の認知症はゆるやかに進んでいった。

第1回口頭弁論から1年半が経過した原爆裁判は、原爆投下が国際法に違反しているかどうか、原告・被告双方が国際法学者による鑑定を求めた。原告側の鑑定人で教授の保田敏明(加藤満)が、「人道の初等的考慮」という国際法の基本的原理に違反していると述べた一方、被告側の鑑定人を務める教授の嘉納隆義(小松利昌)は、新兵器である原爆を想定していない国際法の規定を類推解釈すべきでないと反論した。よねの反対尋問でも、個人の権利が国家に吸収されないと規定した日本国憲法は戦後に作られたもので、戦時中の出来事には国際法が適用されるため個人が国に賠償責任を求めることも不可能だと答えた。

「虎に翼」第113話あらすじ

原爆投下は国際法に違反しているかどうか、原告・被告双方が国際法学者による鑑定を求めた。竹中の記事によって「原爆裁判」に世間の注目が集まりはじめる。

一方、星家では百合の認知症が進行。寅子は航一、優未とともに懸命に百合を支えるが、寅子自身の体調もすぐれない日々が続く。

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