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ガンプラ値上げで「パニおじ」いなくなる? 「これまでよく安価で」企業努力たたえる声も

iza(イザ!) 2024年11月14日 15時58分

バンダイスピリッツが「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデル(ガンプラ)などの値上げに踏み切ったことを受けて、X(ツイッター)ではさまざまな意見が飛び交った。公表された値上げ幅が想定内だったとして安堵するコメントや、“パニ買い”などの問題が解消されるきっかけになることを期待する投稿が目立った。

産経新聞によると、同社は原材料費や物流費の増加を理由に、来年4月からガンプラを含むプラモデル71商品を2.9~42.9%値上げする。バンダイグループが仕様変更を伴わない値上げをするのは初めて。

79年のアニメ「機動戦士ガンダム」の主役メカ「HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」は1100円から1320円になる。値上げの幅が大きいのは「HGUC 1/144 ズゴック」「同ズゴック(シャア専用)」で、770円から42.9%引き上げられて1100円になる。

1万5400円の高額キットが1650円値上げされるなどの例を除けば数百円程度の値上げにとどまることもあり、Xでは「昨今の物価高や人件費の高騰なんか考えたら、むしろこれくらいで済んでるのは称賛できるレベル」「これまで値上げをしてこなかった事自体が驚異的な企業努力」「許容範囲内、これまでが安すぎた」などと価格改定を受け入れるという意見が目立った。

また、値上げによって生産数が増え、現在の品薄状態が解消されることを期待する声が多く上がった。品切れを過度に恐れた一部の客が無計画に“パニック買い”して、他の客に商品が行き渡らなくなってしまうことも将来的には減るだろうとの考察があった一方で、「値上げ前の価格で買おうとする転売ヤーやパニおじ(パニック買いおじさん)が大暴れするのでは」と不安をこぼす人もいた。

プラモデルの生産についてバンダイスピリッツは、静岡市に新設する工場「バンダイホビーセンター」を来夏稼働させる予定だとしている。

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