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樋口真嗣監督、草なぎ剛にアクション無茶ぶりで愚痴られる Netflix「新幹線大爆破」で「日本沈没」以来のタッグ

iza(イザ!) 2025年2月12日 17時19分

Netflix映画「新幹線大爆破」(4月23日配信)の樋口真嗣監督が12日、都内で行われたラインナップ紹介イベント「Next on Netflix 2025」に登壇した。

高倉健さんを主演に迎え、千葉真一さん、宇津井健さんらが共演して1975年に公開された同名のパニックサスペンス映画が原作。新幹線を狙った爆破予告が届き、極限状態の中で繰り広げられる、人命を守るために奔走する人間たちの攻防を描いた。後に映画「スピード」(ヤン・デ・ボン監督)に影響を与えるなど、多くの映画人をはじめ、鉄道ファンにも長く愛されている作品だ。

樋口監督は、本作について「50年前、小学校3年の時、初日に見に行ってから好き。人生の中で3本の映画を選ぶとなったらその1本がこれ」というほどの大ファン。「50年前も困難な題材だったのに、今、もう一度これを作ることは本当に可能なのか」と自問自答したといい、「今回はリメイクではなく、(原作から)お題だけもらってリブートという形にして、今の世の中で新幹線に爆弾を仕掛けるように再構築した」と明かした。

撮影にはJR東日本が協力しており、東京から青森まで往復する特別ダイヤを7回分も組んでもらったという。樋口監督は「日本の映画、ドラマを見ても、(車両が)本物じゃないことが多かった。諦めていたのに、願いがかなうとは思わなかった」と大喜び。ただ、アクシデントなどが発生した場合は、撮影が中止となる可能性もあったため、「スタッフ全員が臨時JR職員のような意識で撮影に挑みました」と同作ならではの現場の緊張感について語った。

主演を務める草なぎ剛について、自身が監督を務めた映画「日本沈没」(2006年)でタッグを組んだことを振り返り、「20年前はアラサーで若かった。映画を作り終わって、草なぎさんがよその作品で良い芝居をしていて、俺も撮りたいとジェラシーを感じた」と述懐。台本になかったアクションも無茶ぶりしたそうで、草なぎから「もう20年前と違うんだから」と愚痴られたと明かしていた。

同日のイベントにはコメディ「罵倒村」で企画演出・プロデューサーを務める佐久間宣行さん、恋愛リアリティショー「ラヴ上等」でプロデューサーを担当するMEGUMI、Netflixシリーズ「イクサガミ」で主演・プロデューサー・アクションプランナーを兼任する岡田准一、同作のメガホンをとる藤井道人監督らも登壇した。

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