JR東海と東京ディズニーリゾートがタッグを組み、特別編成「Wonderful Dreams Shinkansen」の運行を2月21日から期間限定で開始する。東海道新幹線60年の歴史で初となる特別塗装を施した車両が、東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」の世界観を乗客に届ける。
「Wonderful Dreams Shinkansen」は、東京-新大阪間を主に「ひかり」と「こだま」で運行。開始日の2月21日には、名古屋駅を6時43分に出発し、東京駅に8時42分に到着する「ひかり632号」として運行される予定だ。運行期間は9月中旬頃までを予定している。
特別編成は、N700A系1編成16両を使用。外装デザインは、「ファンタジースプリングス」の3つのテーマエリアを表現している。「フローズンキングダム」「ラプンツェルの森」「ピーターパンのネバーランド」のデザインが各車両に施され、1号車と16号車は3つのテーマエリアを1つにしたデザインとなる。
車内も魔法に包まれる。ヘッドカバーやテーブルシールにも「ファンタジースプリングス」のデザインが施され、車内メロディーにはディズニー映画「塔の上のラプンツェル」より「輝く未来」が流れる。乗客は、目的地に向かう間も夢の世界を体験できる。
「ファンタジースプリングス」は、昨年6月にグランドオープンした東京ディズニーシーの8つ目となるテーマポート。「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマに、映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」の世界を再現している。
東海道新幹線初の特別塗装登場について、鉄道ファンを中心に「また東北新幹線か… って思ったら東海道新幹線!?」「東海道新幹線の全身ラッピングは凄いな」「JR東海、お前変わったなぁ」などと驚きの声がズラリ。一方で、「目当てに撮り鉄集まるんだろなぁ」と危険な迷惑行為に及ぶファンを懸念する声も見受けられた。