NHKは17日、現在放送中の連続テレビ小説「おむすび」にヒロインの母親、米田愛子役で出演している女優、麻生久美子のコメントを発表した。
通算111作目となる朝ドラで、平成元年生まれのヒロイン米田結(橋本環奈)が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー「おむすび」。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描いていく。
愛子は元ヤンキーで、夫の聖人(北村有起哉)が気づかない娘たちの心の内を見抜き、優しく見守る。同居する義母の佳代(宮崎美子)と家事をしながら、聖人が営む農業を支えている。絵を描くのが得意で、第14回(同日放送)では、パラパラの振り付けの絵が書かれた結のノートをもとに、パラパラ漫画を作って結を喜ばせたほか、佳代に「名古屋の元スケバン」とイジられる場面があった。
麻生久美子 コメント
――出演が決まったときの気持ちは?
「いつかは朝ドラに出演できたらという思いがあったのですごくうれしかったです。でも、いまだに信じられない気持ちもあって(笑)。
撮影が始まってもなかなか実感できずにいたのですが、放送が始まるとお友達からたくさん連絡をもらったり、感想を伝えてくれる人もいたりで、段々と現実なんだなと思えるようになってきました。若い頃はヒロインができたらいいなと思っていた頃もたぶんあったんですけど、いつの間にか年齢を重ねて、初めて朝ドラに出演させていただくのがヒロインの母親役ということで。
この年齢まで仕事を続けられてきたこととか、いろんな思いが頭を巡りました。
それに、母親からも珍しく『おめでとう』って連絡が来て、やっぱり朝ドラの影響力ってすごいんだなって思ってます」
――自身の役柄について
「すごく魅力的な女性だと思います。愛子さんはすごく理解があるというか、どっしり構えていて、どこか達観しているようなお母さん。
元ヤンキーで、若い頃にはいろいろ苦労もあった人だからこそ、子どもたちへの接し方には自分なりの思いがあると思っています。
子どもたちが心配じゃないわけではなくて、すごく信じる力の強い人だと思います」
――ハギャレンメンバーとのシーンについて
「実はそんなにハギャレンメンバーの子たちとは一緒に撮影してるシーンは多くないんです。
でも、みんなが現場にいるときはとても賑やかで華やかで、一気にエネルギー溢れる現場になりますね。
ハギャレンの子たちはギャルマインドがあって良い子たちで可愛いです。
私が若い頃はギャル全盛期の時代だったので、私もギャルをやっておけばよかったなと今になって思います」
――視聴者に向けたメッセージ、見どころ
「みなさんには、もう本当にお好きなように見ていただきたいです。でも、見るとすごく元気になってもらえると思うんです。
心に栄養を届けられる、おばあちゃんのおむすびのような作品なので、楽しんでいただけたらうれしいです。
家族のシーンもすごくいい雰囲気で、おじいちゃんも面白いし、おばあちゃんのツッコミも最高です。
私も、元ヤンらしいシーンが出てきますので、是非楽しみにしてほしいです」