2025年後期に放送されるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」で、女優の高石あかり(※「高」ははしごだか)が主演を務めることが発表された29日、高石の直筆メッセージと、脚本を担当するふじきみつ彦さん、制作統括を担当する同局の橋爪國臣さんのコメントが届いた。
113作目となる今作は、松江の没落士族の娘、小泉セツをモデルにした朝ドラ。外国人の夫、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)とともに「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名もなき人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の人生を描く。
高石あかりからのメッセージ
「本日お越しの報道関係のみなさま
改めまして『ばけばけ』にて松野トキを演じさせていただきます高石あかりと申します。
モデルである小泉八雲さんとセツさん 二人だけの空気感を大切にし、愛らしい言語から生まれる『怪談』と『日常』が見ている方に寄り添い、クスッと笑える様な朝をお届けしたいです!
まずは、何よりこれを読んでくださっている皆さんに応援していただけるように精一杯頑張ります!
よろしくお願いいたします。
2024.10.29 高石あかり」
ふじきみつ彦さん コメント
「まずは、ヒロインオーディションに参加して下さった皆さん、本当に本当にありがとうございました。『ばけばけ』のオーディションは、小泉セツさんのイメージに一番近い人を選ぶというものではなく、セツさんってきっとこんな方だったんだろうなと思わせてくれる方と出会う場だったように思います。そして、高石あかりさんの最終オーディションを拝見した時、自分が明治時代の松江にいてハーンさんとの会話を覗き見ているような感覚に陥りました。髙石さんがセツさんに化けて、セツさんが高石さんに化けて、目の前に現れたような…。皆さんにも是非出会って欲しいヒロインです。来年の秋をお楽しみに」
橋爪國臣さん コメント
「オーディションでカメラの前に現れた高石あかりさんを見て、私たちが探していた『松野トキ』がそこにいる!と感じました。高石さんの自然な演技は、実際に生きているトキそのもの。お芝居の力はもちろん、内に秘めた繊細な感情表現に、現場にいたスタッフみんなが心を奪われました。トキは、決して華やかなキャラクターではありません。悩み、迷いながらも、明るく自分らしく生きていく女性です。髙石さんは、そんなトキに命を吹き込んでくれると思います。
今回のオーディションには、過去3番目に多い2892人もの方にご応募いただきました。どなたも、真摯に、想いを込めて選考にのぞんでいただき、とても心を打たれました。そして、その中から、この人だと心から思える方に出会えたことはとても幸せです。
すばらしいヒロインとともに、『ばけばけ』を楽しいドラマになるように制作してまいります!」