プロ野球、ヤクルトの村上宗隆が13日、チームメイトで先輩の青木宣親外野手の引退会見にサプライズ登場。これまでの感謝を涙ながらに伝えるシーンに青木もファンももらい泣きした。
この日、21年間の現役生活に終止符をつけることを発表した青木。午後に、都内の球団事務所で引退会見が行われた。山田哲人内野手とともに青木への花束贈呈のためにサプライズで姿をみせた村上。プロ1年目のオフから合同自主トレーニングを共にした先輩の引退に、花束を手渡した直後からうつ向き始め、山田に続いて話し始めたが、途中で目頭を押さえながら大泣きした。会見中、終始笑顔だった青木も「俺も涙出る。やめてくれよ」ともらい泣き。村上は何度も涙を拭いながら「迷惑かけたりしましたけど、本当に、今こうしていい野球人生を歩めているのは青木さんのおかげですし、本当にいつまでも感謝しています。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
また村上は、青木との思い出を聞かれ、「とにかく結果を残し続けることが一番大事なので、第1歩目を大事にしようと教えていただいて今の僕がいますし、一言ではなく愛を持って接してくれました。ダメなときにも面と向かって叱ってくれましたし、僕の路をただすというか、愛を持って接してくれた」と振り返った。
会見の模様は球団の公式YouTubeでも公開され、多くのファンももらい泣き。X（旧ツイッター）には「いい関係なのが分かる」「素直な言葉がグッと来た」「涙腺崩壊した」「ガチの号泣…こんなんあかんやん」などのコメントが寄せられた。また「青木さんの前では村上くんがただの野球少年にみえた」という書き込みや「これから恩返ししなくちゃ」「今日は1発打って」と村上のさらなる飛躍を期待する声も多くあった。