NHKは27日、2025年度後期に放送される連続テレビ小説「ばけばけ」で、英国人俳優のトミー・バストウが、ヒロインの夫、ヘブン役で出演すると発表した。この日、NHK大阪で行われた記者会見で明かされた。
「ばけばけ」は113作目となる朝ドラで、松江の没落士族の娘、小泉セツをモデルにした物語。外国人の夫、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)とともに「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名もなき人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の人生を描く。女優の高石あかり(※「高」はしごだか)がヒロインの松野トキを演じることがすでに決まっている。
ヘブン役で出演するバストウは33歳。今年のエミー賞を史上最多受賞したドラマ「SHOGUN 将軍」で、メインキャストの1⼈であるマルティン・アルヴィト司祭役を演じた。朝ドラは初出演で、1767人が応募したオーディションを経て選出された。