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朝ドラ「虎に翼」涼子さま(桜井ユキ)の前で玉ちゃん(羽瀬川なぎ)の秘密をぶちまけた寅子(伊藤沙莉)に賛否の声「酷くね?」「誠実な言葉」

iza(イザ!) 2024年7月25日 9時11分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第84話が25日に放送され、旧華族令嬢の桜川涼子(桜井ユキ)のお付き、玉(羽瀬川なぎ)から打ち明けられた秘密を、涼子の前でぶちまけたヒロイン佐田寅子(伊藤沙莉)に、視聴者から賛否の声が上がった。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。ドラマは現在、第17週「女の情に蛇が住む?」(第81~85話)が放送されており、第83話(7月24日放送)で、玉は涼子と新潟県で暮らすようになった経緯を寅子に話した。玉は、空襲で逃げる時に腰を強く打ち、なんとか生き延びることができたが、車いすが必要な体になってしまった。戦後、法改正で華族の身分を失った涼子は、課せられた莫大な借金を清算するために屋敷を手放し、昭和23(1948)年、玉とともに新潟へやってきた。そしてこの物件を手に入れ、夫と離婚して玉と2人で新しい人生を始めることを決意。喫茶店「ライトハウス」を開業した。玉は「原因は絶対に私です」と述べ、寅子に「新潟市内に、私のような人たちに治療や職業訓練をしながら生活を支援する更生指導所という所があるそうです。私が、そういった施設に入れるようにお力添えいただけませんか? 私がいなくなればお嬢さまは自由になれるんです!」と訴えた。

この日の放送で、ライトハウスにやってきた寅子は、玉と涼子が正面から話し合えるように手を打った。寅子は涼子がいる前で、玉に「この近くには残念だけど、どこにも空きがなかった。ただ厚生省に尋ねてみたら、神奈川にある国立の更生指導所なら治療を受けながら、入所者の方々に勉強を教える仕事があるかもしれない」と打ち明けた。

突然、話し始めた寅子に玉は「寅子さん」と語気を強め、話を飲み込めない涼子も不思議がったが、寅子は続けて「何日も何日も考えた。でも私には答えが出せなかった。だからごめんなさい。私は答えを手放す。2人の問題は2人に任せる」と謝罪。さらに「玉ちゃんお願い。涼子さまに胸の内を全部伝えて。それからもう一度、答えを出してほしい。その出した答えを涼子さまが何と言おうと、私は支持するから」と伝えた。寅子の言葉に玉は悩んだものの、これを了承。寅子は出直すといって、店を立ち去ろうとしたが、玉の希望でこのまま店内に残ることとなり、玉と涼子が本音をぶつけ合うのを見届けた。

玉は、体が不自由な自分が涼子を縛りつけていると苦悩していた。また、子供ができないまま離婚した涼子は1人になるのが怖くなり、玉をいつまでも手元においてしまったと吐露した。2人がどれだけお互いを大切にしていたのかが改めて明らかになり、抱きしめ合う2人の姿を見て、寅子は涙を流した。

雨降って地固まるといった結果になったものの、強引とも見られる寅子の手法に、視聴者からは賛否の声。SNSには「玉ちゃんの許可なくお嬢の前でペラペラしゃべる? なんか酷くね?」「これ、後に涼玉が気まずくならない?」「いきなり涼子さまの前でバラしておいて私は手放すってなんなの!」「それでいいとは思うけど先に玉ちゃんにそれ言ってあげればいいのに」「いや最初から寅子が入りこむ問題じゃないよね」といった声が噴出した。一方、「寅子の『答えを出すことを手放す』って責任から逃げたわけじゃなくてむしろあの場で言える中で一番誠実な言葉だったと思う」「寅子が負のループから抜け出す糸口を掴んだ。当事者の決断に委ねればいいんだ。よかった」など、寅子に理解を示す声もあった。

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