女優の松本若菜が主演を務める連続ドラマ「西園寺さんは家事をしない」（TBS系）の第10話が10日、放送され、主人公の西園寺一妃（松本）と楠見俊直（松村北斗）が大ゲンカする場面がSNSで話題になった。
「ホタルノヒカリ」などを手掛けたひうらさとるさんが「BE・LOVE」（講談社）で連載中の同名コミックが原作のラブコメディー。徹底して家事をしない主人公の西園寺さんと、年下の訳ありシングルファーザーの楠見とその娘、ルカ（倉田瑛茉）の風変わりな同居生活を描く。
大ゲンカからのまさかの展開
この日の放送で、西園寺さんと楠見親子が「偽家族」として共同生活を送るなか、楠見に恋心を抱く西園寺さんが、自分を彼から遠ざけるため「この家を出ていってほしい」と告げた。西園寺さんは、楠見親子が暮らす賃貸スペースに、高齢の父、康平（浅野和之）を住まわせるためだと嘘をつくが、やがてそれが楠見にバレてしまった。
西園寺さんが嘘をついたことを知り、腹の虫がおさまらない楠見はその理由を求めた。また楠見は、西園寺さんが人気YouTuberの横井和人（津田健次郎）と一緒に住むために自分を追い出そうとしたと勘違いしていて、西園寺さんもそんな楠見に「どんな思考回路してんの！？」とブチ切れた。楠見は「『偽家族』も『バババ』も『心沸き立つ西園寺』もさっぱり理解できていません」と言い返し、西園寺さんのすべての言動に疲れていると激怒。西園寺さんも負けじと「もう『ずっと混乱西園寺』なんだけど！」と独特の表現で怒りをぶつけ、横井と別れたことにようやく気づいた鈍感な楠見に「今どきのAIなら全部わかってくれるよ。ダイアルアップ接続なの！？」と呆れ返った。
そのうち2人は互いのことをどれだけ理解できているかでマウントを取り始め、とうとう西園寺さんは「勝手に私のこと語らないで！」と爆発。これに楠見が自分には語る権利があると主張すると、西園寺さんも自身の権利を前面に押し出し、「楠見くんのことが好きだから！」と思わず告白してしまった。楠見もこれに釣られるように「僕だって西園寺さんが好きです！」。さらに2人は見つめ合いながら、お互いの「全部が好き」と思いを打ち明け、その後、自然と手をつないで河川敷を歩いたが、自宅の前でスッと手を離して家の中へ。そこで2人は「さようなら ルカ」と記された置手紙を見つけた。
見応えたっぷりのトークバトル！
大ゲンカからの告白という、約4分にわたるシーンに多くのドラマファンが反応。SNSには「迫真」「圧倒された」「ぶつかり合いが最高」などのコメントが並び、セリフの応酬にも「ハイスピード喧嘩のシーン。若菜さんと北斗くんの演技力がすごすぎた」「口数すご」「あのケンカのテンポ感、内容、告白からの帰り道、ぜんぶ最高」などの感想が寄せられた。また、緊張感のある言い争いからの突然の告白という流れも好評で、「楠見くんがやっとコクったぞ！」「何この告白大会」「キュンと来ちゃった」といったポストも目立った。
■番組概要
［タイトル］火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』
［放送日時］毎週火曜よる10：00～10：57