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「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」8月30日OA第8話あらすじ 「江戸時代から生きている」まっさん(星田英利)、蒼(岡田将生)に「俺がいなくなっても大丈夫か?」と…

iza(イザ!) 2024年8月28日 18時17分

連続ドラマ「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」(テレビ東京系)の第8話「不死身の男 前篇」が30日深夜(0時12分~)に放送される。

俳優、柄本時生と今井隆文のドラマ初プロデュース作品。過去の「汚れ」を掃除する掃除屋の3人と、過去の「過ち」を暴くルポライターが、東京・錦糸町を舞台にさまざまな人との出会い、自らの過去と向き合うなかで、人生で本当に大事なことは何か、生き方の根源や人間の心理について考えさせられる群像劇。

「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」第7話までの振り返り

幼なじみの木ノ本大助(賀来賢人)、今井裕樹(柄本)、奥田一平(落合モトキ)は錦糸町を拠点に、掃除屋「整理整頓」を営んでいる。「裕ちゃん」こと裕樹は9年前、大助が路上に投げてしまったバスケットボールを拾おうとして通りがかりのタクシーにはねられ、下半身不随となる重傷を負って車いす生活に。ちょうどその頃始めた、3人でいつも一緒にいられるこの仕事を、大助は楽しんで続けていたが、裕ちゃんの体や事故のことについては、友人関係が壊れることを恐れてあえて触れないように気をつけていた。

ネットニュースサイト「Kinshi news」を運営しているルポライター、坂田蒼(岡田将生)は、大助の恋人、高橋心音(さとうほなみ)が営む喫茶店「デルコッファー」などに出没し、そこで耳にした噂話などをネタに記事を執筆。コロナ禍で中止となっていた音楽フェスが5年ぶりに復活することで盛り上がる錦糸町の街のあちこちに張られたQRコードは、このサイトの記事にリンクしていた。蒼が書いた記事で、錦糸町にある会社やフィリピンパブ、そこで働く従業員などの不祥事が暴かれ、それぞれ倒産や閉店、左遷、出身国への強制送還に追い込まれた。

町田麻衣(山下リオ)が保育士として働く幼稚園に、1人の母親(桜一花)が気まずそうに幼い息子を預けに来る。その子の兄は、街のモニュメントを野球のバットで破壊した中学生、谷山(井上涼太)で、白昼堂々行われたその暴挙を収めた動画がネットに拡散していた。そのことでほかの園児からいじめられる谷山の弟をかばう麻衣には、10年前、同級生の橘美里(太田しずく)をいじめた過去があったが、そのことを隠して、マッチングアプリで出会った男性とデートするなど充実した生活を送っていた。

車いす生活をしている美里の父(板尾創路)は妻(菜葉菜)と2人暮らしで、2年前から「整理整頓」に定期的に清掃を依頼している常連客だった。大助たちは仏壇をきれいにしたあとは、いつものように美里の遺影に手を合わせた。仕事を終えた3人は、いつもの川岸の休憩スポットで一息。そこは美里が身を投げた橋が見える場所だった。裕ちゃんには、最近、美里の両親が急に明るくなったことが気がかりだった。

谷山は両親とともに学校に呼び出され、モニュメント破壊事件に至る経緯について教師から事情を聞かれた。そして、自分をイジメていた同級生たちから脅されてやったと打ち明けたが、報復を恐れて悲観し、美里が身を投げたのと同じ橋の上に立った。そこへ駄菓子屋のまっさん(星田英利)が現れ、自分の店に谷山を連れていき、追い詰められたら隣町でも海外でも逃げたらいい、どこに行ったって住めば都でなんとかなるものだと諭した。考え直した谷山は家出を決意。街を離れようとしたとき、モニュメント破壊事件の真相を暴くネット記事にリンクしたQRコードが、あちこちに貼られていることに気づいた。

同じころ、保育園の麻衣宛てにもQRコードが届いた。それが美里をいじめていた証拠となる当時の防犯カメラ映像や現在の麻衣の写真などが掲載された暴露記事にリンクしていると知った麻衣は、奈落の底に突き落とされた。

一方、まっさんの駄菓子屋は休業に入ったようで、ガラス戸から中をのぞき込むと、カレンダーの6月30日に欄に「俺の命日」と書き込まれていた。

「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」第8話あらすじ

駄菓子屋閉店に伴う掃除を頼みに、まっさんが「整理整頓」を訪ねてきた。まっさんは自称で身分証はなく、駄菓子屋を営んではいるが住所は不定。連絡先は教えられないので、指定された日時と場所に来てほしいとの要望で、「俺はな、江戸時代から生きてるんだよ」と怪しすぎる身の上を語り出した。依頼を引き受けるべきか、大助たちは珍しく受付嬢の2人も交えて緊急会議を開く。

江戸時代、病に侵されたまっさんは、杉田玄白(六平直政)に余命3日を告げられた。母親(松金よね子)はわらをもすがる思いでお百度参り。その様子を見守るまっさんの前に、突然見知らぬ男(波岡一喜)が現れ、信じ難いことを口にした。

それから数カ月経ってもまっさんは死なず、その男との出会いによって300年近く生き続けているという。その後、日本全国を転々としながら駄菓子屋をやってきたが、近づく寿命を悟り、生まれ育った錦糸町を最後の地として店を畳みたいらしい。どこまで本当か疑わしい話だったが、まっさんとどこかで会ったことがある気がした大助は、「検討させて下さい」と答えた。

「俺がいなくなっても大丈夫か?」。まっさんはいつものように店に来た蒼に、自分が間もなくいなくなることを告げる。その頃、大助はまっさんの依頼を受けるべきか否か、まだ決断できずにいた。


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