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朝ドラ「虎に翼」7月26日第85話あらすじ 涼子さま(桜井ユキ)&玉ちゃん(羽瀬川なぎ)を応援するために寅子(伊藤沙莉)は稲(田中真弓)を引き合わせる

iza(イザ!) 2024年7月25日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第17週「女の情に蛇が住む?」(第81~85話)の第85話が26日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第17週「女の情に蛇が住む?」振り返り

新潟地裁本庁の判事、星航一(岡田将生)に案内された喫茶店「ライトハウス」で、学友の桜川涼子(桜井ユキ)と、彼女のお付きの玉(羽瀬川なぎ)と再会した寅子。華族だった涼子の姿には生活の苦労がにじみ、玉は車イスに乗っていた。2人はこの場所で、昼は喫茶店、夜は高校生に勉強を教える塾を開いており、民事調停で寅子がかかわった大地主の娘、森口美佐江(片岡凜)もここの塾生だった。

寅子が帰宅すると、かつて義姉の猪爪花江(森田望智)の実家で女中をしていた稲(田中真弓)が待っていた。寅子の帰りが遅くなることを心配した花江が、故郷に帰っていた稲に家事手伝いを頼んでいて、寅子が本庁に出向く毎週水曜と多忙な時に稲に来てもらうことになった。

日曜、ライトハウスにやってきた寅子は涼子たちと学生時代に食べた懐かしいまんじゅうを楽しんだが、何か言いたげな表情を浮かべる玉のことが気になった。涼子が出かけて2人きりになると、玉はここに来るまでの過去を話し始めた。涼子は家の存続のために婿をとったが、子宝に恵まれず、桜川家の血脈を途絶えさせてはならないと言った母の寿子(筒井真理子)は戦時中に亡くなった。その後の東京大空襲で玉は足が不自由になり、戦後、華族の身分を失った涼子は借金清算のために屋敷を手放し、玉とともに新潟へ。そしてこの物件を手に入れ、夫と離婚して玉と2人で新しい人生を始めることを決意した。玉は、自分のために涼子が自身の人生を犠牲にしていると心を痛めており、涼子を自由にするため、県内の施設に入れるよう手助けしてほしいと寅子に頼んだ。

そんなある日、美佐江が支部を訪れ、「先生は私の特別です」と言い、寅子の手に赤いビーズの腕飾りを結んだ。

寅子は本庁で水上守(林裕太)の暴行事件を担当。被害者は、カバンをひったくって逃げた後、水上から暴行を受けた19歳の元木俊雄(山時聡真)で、彼も頻発する連続ひったくり事件の容疑者として、家裁の少年部で事情を聞かれていた。後日、ひったくり事件の犯人と名乗る中高生が6人も自首してきたが、元木を含む7人は学校が異なるなど接点がなく、裕福な家庭で育った成績優秀な子ばかりだった。唯一共有しているのは、動機が「気持ちをすっきりさせるため」という点のみ。水上の事件の公判で、証言台に立った元木は、動機などを問われ「あの子をすっきりさせたくて」と答え、判事の寅子に手首の赤い腕飾りを見せた。自首してきたほかの少年たちの手にも男女問わず、同じ腕飾りがあり、それは美佐江が寅子にプレゼントしたものとそっくりだった。疑念を抱いた寅子は、進路の相談に来た美佐江に「特別」の意味を質問。すると美佐江は突然腕飾りを引きちぎり、用事を思い出したと言って帰ってしまった。

その日の帰り道、寅子は、学校に友達はいないと言っていた娘の優未(竹澤咲子)が2人の同級生と一緒に下校するのを目にし、少し離れて様子をうかがった。同級生の1人は、一緒にいてもつまらなそうにしている優未に、先生に頼まれて友達になってあげたのに、とつい真相をもらしてしまった。しかし、優未にも察しがついていたようで、声をかけてくれたことに感謝しつつ、「でもお互いに無理をしても誰も幸せじゃないし、そこから友達になるのは難しいと思う」と本心を明かした。そして、誰のせいでもない、もう一緒にいなくていいと言い残して走り去った。

家に着いた寅子が、落ち込んでいる優未を元気づけようとして変顔を見せると、同じタイミングで優未も変顔を返した。優未からも自分が落ち込んでいるように見えていたと知った寅子は、優未を抱きしめ、自分のように無理に抱え込むのではなく、手放すことの大切さをわかっている愛娘の賢さをほめた。

次の日曜、優未と稲に留守番を頼みライトハウスにやってきた寅子は、涼子がいる前で、施設の話を切り出した。そして涼子に聞かせたくないと困惑する玉に、涼子と正面から話し合ったうえで、結論を出してほしいと伝えた。玉は前に寅子に打ち明けたのと同じ話を涼子に聞かせた。すると涼子は、離婚の理由は自分が最後まで夫を愛せなかったからで、玉ではないと否定。母が亡くなる直前に残した言葉が影響していたことを明かした。寿子は自分の人生を振り返り、夫に去られ屋敷で1人時間をつぶす寂しさを強調。夫の気持ちが離れないうちに、早く子供をもうけるように助言していた。結局子供ができないまま離婚した涼子は、1人になるのが恐ろしくなり、玉をいつまでも手元においてしまったと話した。2人の話し合いを少し離れたところで見ながら、「せめて2人が対等であってほしい、すべてをあきらめてほしくない」と呼びかけた寅子。すると玉は、これ以上の負担にはなりたくないが、涼子なしの人生は考えられず、「親友になってくれますか?」と英語で本音を伝えた。涼子も「もう親友ですよ」と英語で応じ、2人は大粒の涙を流しながら抱きしめ合った。

「虎に翼」第85話あらすじ

玉の将来を奪ったのは自分だと涼子自身も悩んでいた。寅子は2人の決断を応援するため、また稲自身のためにも、稲を涼子たちに引き合わせる。また、寅子は航一と接するうちに、友達がいなくても強い心を持つ優未の考えを尊重できるようになる。

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