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朝ドラ「おむすび」鷹党のおじいちゃん“永吉”松平健「『この世にクズなんてもんははなか』はギャルたちにも通じるセリフかも」

iza(イザ!) 2024年10月3日 8時15分

NHKは3日、放送中の連続テレビ小説「おむすび」で、ヒロイン米田結(橋本環奈)の祖父、永吉を好演している俳優、松平健のコメントを発表した。

「おむすび」は通算111作目となる朝ドラで、平成元年生まれの主人公が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描いている。永吉はプロ野球・福岡ダイエー(現ソフトバンク)ファンで、農作業をさぼって一人で飲みに行ってしまうような自由奔放な“のぼせもん”。その一方、情に厚く、困っている人がいたら放っておけない面もあり、その性格は、口を開けば喧嘩ばかりしている息子の聖人(北村有起哉)や、孫娘の結にも脈々と引き継がれている。

松平健 コメント

――出演が決まったときの気持ちは?

「朝ドラへの出演は初めてです。若い頃よくお昼の再放送を観ていてホームドラマに憧れがあり、出てみたいと思っていたので実現してとても嬉しいですね。時代劇をご覧になる方は私に若々しいイメージを持っていらっしゃるかもしれませんが、今回演じる永吉は年相応の役。年齢がバレてしまうかな(笑)」

――演じる役・永吉について

「永吉は農家なんだけどなかなか農業を手伝わない、家族を引っ掻き回す自由奔放で気ままなおじいちゃんです。外に出るのが好きで話題になったところへすぐ行っちゃうし、自分がその話題の人や出来事に関わっていると話します。孫の歩(仲里依紗)と結を可愛がる、愛ある人ですが息子の聖人とは取っ組み合いみたいな喧嘩も。行動派の永吉と真面目で細かく考えるタイプの聖人は正反対なので、お互いにおもしろくないんでしょう。こういう役はやったことがなかったので、演じていて楽しいですよ。永吉の自由に出歩くところは、私自身と似ているかもしれませんね。私も思いついたらすぐに行動する方です」

――撮影現場の雰囲気や共演者とのエピソードについて

「現場は楽しく、和やかに過ごしています。芸人さんも多く出演されていて『糸島ファイブ』と呼ばれる方々が、前室でものまねを披露してくれます。おかげでチームワークが良くなりました(笑)。佳代役の宮崎美子さんが糸島ロケでもらった苗から大きなキャベツを育てて現場に持ってきてくれたので、みんなで食べたこともあります。ギャルとのドラマ共演は今回が初めてなので、『普段どうしてるの?』と聞いたら『雑誌のモデルとかYouTubeやったりしてます〜!』と言っていました。

北村さんとは台本上二言くらいの親子喧嘩を長く続けて撮るなど、アドリブで芝居することもあります。いつもとは違って糸島ことばでやらなきゃいけないのが、ちょっと苦労するところですね。『こういう言い方をする』と二、三個ほど案を用意して撮影に臨んでいます。ヒロインの橋本環奈さんは明るくていい子。初めて一緒に撮影したのは、永吉が結を連れていった野菜売りのシーン(第1週第4回放送)でした。『(野菜は)形が悪かろうが、見てくれがひどかろうが、この世にクズなんてもんはなか』という永吉のセリフは、『おむすび』に出てくるギャルたちにも通じるセリフだったんじゃないかと思います」

――ドラマの見どころ・視聴者へのメッセージをお願いします。

「『おむすび』では家族の団らんや揉め事などいろいろありまして…。そんな中での結と歩の成長、米田家の家族としての成長をお楽しみいただければと思います。ほのぼのしたところもあれば、もうワチャワチャしたところもあっていろんな面を見てもらえるのではないしょうか。視聴者の皆さんには永吉がおもしろいおじいちゃんに映るのか、うるさいおじいちゃんに映るのか…(笑)。一生懸命やっていますのでどうぞご覧ください」

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