俳優の瀬戸康史が、来年1月期放送の月9ドラマ「119エマージェンシーコール」(フジテレビ系)に出演することが決まった。瀬戸の月9出演は2018年1月期の「海月姫」以来、7年ぶりで、主演の清野菜名とは初共演となる。
消防局の通信指令センターで緊急通報に応答し、適切に救急車や消防車の出動を指令する指令管制員(ディスパッチャー)たちを描く完全オリジナルストーリーの連ドラ。脚本は「わたしのお嫁くん」(2023年、フジ系)や「降り積もれ孤独な死よ」(24年、日テレ系)などを手掛けた橋本夏さんら、演出は「救命病棟24時」シリーズや「医龍-Team Medical Dragon-」シリーズ(ともにフジ系)などの水田成英さんらが担当する。
瀬戸が演じるのは、横浜市消防局司令課3係の指令管制員、兼下睦夫。2年前まで消防士だったが、あることがきっかけで現場を離れることに。通信指令センターでの仕事が嫌いではないが、どこかいつもふてくされていて文句が多い。新人指令管制員の粕原雪(清野)の教育係でもある。既婚者で小学生の息子を持ち、息子のことになると何を置いても優先する子煩悩な一面も見せる。
瀬戸康史 コメント
――本作への出演が決まったときの思いをお聞かせください
「僕は119番通報をかけたことはないのですが、もちろんこの通信指令センターという存在は知っていました。ですが、存在は知っていながらも、そこでどのようなことが繰り広げられているかまでは全く知らなくて、今回出演するにあたって映像などを拝見させていただき、本当に大変なお仕事だと思いました。集中力も必要ですし、冷静さを保つ精神力も必要な職業だなと思います。緊張感もありつつ、どこか俯瞰(ふかん)して自分を観察しなきゃいけない職場なのかなと想像しています」
――ご自身が演じられる役の印象は?
「僕が演じる兼下は不器用な人なのかなという印象です。過去に起きたあることがきっかけでこの通信指令センターに来たのですが、まだ過去を引きずっている兼下がどう乗り越えていくのか、そしてこれから仲間たちとどう過ごしていくのか、119番の通報をしてきた方とどう接していくのか、彼の成長物語でもあるのかなと思っています」
――役作りで意識していることがあれば教えてください
「チームで動いていくことが大事になってくると思います。僕が演じる兼下は一匹狼のような側面もあるのですが、やはりチームであることを意識して演じていけたらいいなと思っています」
――本作に懸ける意気込みをお聞かせください
「今回は想像力がキーワードになっています。それは僕が生きていく中でもテーマだなと思っていることで、想像力がないと相手の気持ちも分からないですし、ドラマの中では通報者の状況を想像しないといけないと思っています。この仕事だけではなく、皆さんが暮らしていく中でも想像力が大事なのではないかと思いますので、このドラマを通して伝えていけたらいいなと思っています」
――最後に放送を楽しみにしている視聴者やファンの皆さんへメッセージをお願いします
「『119エマージェンシーコール』は通信指令センターの物語ではあるのですが、群像劇でもあり、ドラマとしてとても面白い物語になっています。仲間ってすてきだな、家族っていいなと思える作品になっていて、そういった絆を描いている物語でもあるので、ぜひ皆さんお楽しみに!」