NHK連続テレビ小説「おむすび」(総合など)第12週「働くって何なん?」(第56~60回)の第57回が17日、放送される。
平成元年生まれのヒロイン米田結(橋本環奈)が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。主題歌「イルミネーション」をB’z、語りをリリー・フランキーが担当する。
「おむすび」第56回振り返り(ネタバレ)
専門学校を卒業、栄養士の資格を取り、社会人としての一歩を踏み出した結は、恋人の四ツ木翔也(佐野勇斗)が野球部に所属する星河電器の社員食堂で働くことになった。献立の作成と施設の衛生管理、食材の発注・管理などを担当することになっており、初出勤の日、食堂の先輩方にあいさつ。しかし、リーダーのベテラン調理師で、東京のホテルで腕を磨いた立川周作(三宅弘城)は、栄養士なんか要らないと言って、結をまったく相手にしようとしなかった。結は以前とのギャップにビックリ。先行き不安な出だしに結は専門学校時代の仲間や、ギャルサークル「博多ギャル連合(ハギャレン)」たちのことを思い出し、自分を鼓舞した。
立川は結に何も仕事をさせようとせず、結は若手調理師、原口尚弥(萩原利久)の指示に従いながら、仕込みに専念。正午を過ぎると、続々と社員がやってきて厨房は大忙しになった。しかしその時間になっても結に仕事はなく、注文の仕事にも対応できず。立川から皿洗いを命令され、栄養士らしいことをなにもできず、ランチタイムが終了した。
一方、野球部に強力な新人スラッガー、大河内勇樹(中山翔貴)が加わり、緊張感が漂ってきた。
休憩後は、夕食の仕込みに翌日、翌々日分の食材の発注。夕方は残業している社員、野球部員向けに食事を作り、午後9時過ぎにようやく勤務初日を終えた結は、待っていた翔也に、何もできなかったとぼやいて肩を落とした。その後、1週間たっても栄養士としての仕事はできないままだったが、女性社員たちが料理を残していることに気づき、意見を求めた。量が多く味付けも濃いと言われた結は、まかないで豚肉の生姜焼きを試食。女性の立場で立川に進言した。野球部のためなのだからあれでいいと開き直る立川に、塩分やラードが多く、生活習慣病の原因になって野球部のためにもならないと主張する結。そのうえでメニューを見直してみないかと提言した。立川は「ほな、俺辞めるわ」とへそを曲げてしまった。
「おむすび」第57回あらすじ
結から食堂のメニューの見直しを提言された立川は、小娘の言うことを聞くぐらいなら辞めると言い出して周りはハラハラするが、部長が駆けつけて来て何とか事を収める。
帰宅した結は、両親の聖人(北村有起哉)と愛子(麻生久美子)にことの顛末を話すと、2人の意見が対立して夫婦げんかに発展する。