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朝ドラ「虎に翼」7月22日第81話あらすじ 涼子(桜井ユキ)は玉(羽瀬川なぎ)と喫茶店と塾を経営、そこに地主の娘、美佐江(片岡凜)が…

iza(イザ!) 2024年7月21日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)の第17週「女の情に蛇が住む?」(第81~85話)の第81話が22日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じている。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第16週「女やもめに花が咲く?」振り返り

昭和27(1952)年の春、新潟地家裁三条支部に赴任した寅子を職員や弁護士の杉田太郎(高橋克実)・次郎(田口浩正)兄弟たちが大歓迎。新人いびりされるかもしれないと身構えていた寅子は逆に困惑した。また、娘の優未(竹澤咲子)との2人きりの生活では、溝を埋めようと必死になったが、なかなか思うようにはいかなかった。

ある日、寅子が書記官室に向かうと、そこに新潟地裁本庁に勤務する判事の星航一(岡田将生)がいた。再会を喜ぶ寅子は、新しい生活に慣れたかと聞かれ、「この町の方は皆さんとても親切で」と返答。その言葉に航一は少し首をかしげた。

そんななか、寅子は、2人の大地主が所有権を主張する山林の境界線をめぐる民事調停を担当することになった。帰宅すると、ちゃぶ台の上には夕飯が並べられており、優未が「お魚屋さんと八百屋さんが持ってきてくれた」と教えた。これらは太郎の“気遣い”で、太郎は、慣れない土地で子供を育てる寅子のためにやったと説明。「そのためには、持ちつ持たれつ。頼れるもんは頼った方がいいて」と話した。

その後も、山林の境界線に関する話し合いはまとまらず、寅子は関係者を集めた現地調停を実施。その道中で寅子は、申立人である森口(俵木藤汰)は地元の名士で、気に入られれば赴任中の生活が楽になると太郎から教えられる。そんななか、書記官の高瀬雄三郎(望月歩)と森口がけんかを始めた。寅子は、おとなしい高瀬の怒りっぷりから、ひどいことを言われたに違いないと心配したが、高瀬は「もういいですから! よそ者もんのくせにこっち側のふりをしなくて!」と激怒。寅子は、庶務課長の深田仁助(遠山俊也)らの反応から、それが東京からやってきた判事への本心だと悟った。

そんな寅子は、自宅で優未がテストの点数をごまかそうとしているところに出くわす。頑張れば次はいい点がとれると励ますと、優未は、テストになると腹の調子が悪くなり、力が出せないと弱音を吐いた。それを知った寅子は思わずうれしくなった。そのクセは、亡き夫、優三(仲野太賀)と同じ。寅子から話を聞いた優未は、もっと優三のことを聞きたがったが、寅子は胸が詰まってしまい、それ以上話すことができなかった。

翌日、寅子が仕事で来た航一と話をしていると、支部長室に次郎がやってきて、森口から聞いたという高瀬との口論の内容を明かした。森口は、戦死した高瀬の次兄を優しくて頼りになる親切な青年だったと述懐し、高瀬がしっかりしないと、そんな兄が成仏できないなどと説教していた。航一は、思い出にできるほど、高瀬が兄の死を受け入れられていないのではと推測し、「死を知るのと受け入れるのは違う」とつぶやいた。その言葉から、寅子は、自分も仕事に没頭することで優三の死を受け入れたふりをしていたのかもしれないと気づかされた。

その日、寅子はズル休みしていた高瀬を見つけて声をかけた。高瀬は、勉強を頑張って書記官になれば、周囲や毎日の息苦しさが変わるのではないかと期待していたが結局何も変わらなかったと吐露。寅子は「そんななかでも、仕事の手は抜かずに一生懸命頑張っていてありがとね」と感謝した。

山林の境界線を巡る民事調停は調停期日を迎えたが、太郎が手を回して寅子の知らぬところで話をまとめていた。「お互いにうまみのある取り引きがされたんですかね。なら民事調停なんかしなきゃいいのに」と愚痴る高瀬。するとその場に太郎がやってきて、「つまり、まるく収まっていかったってことらて」と述べた。都会と異なり、ここは人と人とのつながりが濃いという太郎。そして高瀬と原口のケンカについても言及し、「だけん、おめさんが訴えられることはねえで。安心せえ」と伝えた。しかし寅子は高瀬を処分することを決めていた。この対応に深田たちが不満を述べるなか、「穏便に済ませたりして、ああいう人たちに借りなんて作ってほしくないから。私がいなくなったあとも、この件にあなたが縛られないように、したいようにできるように、怒りたい時に怒ることができるように。そう思って処分しました」と伝える寅子。高瀬は「ありがとうございます」と頭を下げた。

その日の深夜、寅子の自宅まで緊急の逮捕状をもらいに来た高瀬が、優未にへとキャラメルを1箱置いていった。明日のおやつにでも食べればいいと寅子に、「今、食べちゃ駄目? だって、おいしいもの一人で食べてもつまんない」と言って不満そうな顔を浮かべる優未。この言葉を聞き、寅子は優三が生前、同じことを言っていたことを思い出した。寅子は、優未と一緒にキャラメルを味わいながら、優三の人柄などを優未に詳しく話した。

ある朝、寅子は、航一から「新潟本庁のそばに、うまいコーヒーとハヤシライスを出す喫茶店があるんです」と教えられた。翌月、新潟地裁本庁に呼び出され、毎週水曜に本庁の刑事事件を担当することになった寅子は、航一とその喫茶店を訪問。そこで、かつての学友、桜川涼子(桜井ユキ)と再会を果たし…。

「虎に翼」第81話あらすじ

航一の行きつけの喫茶「ライトハウス」を経営していたのは涼子とお付きの玉(羽瀬川なぎ)だった。再会を喜ぶ寅子だったが、玉はある事情を抱えていた。2人はこの場所で、昼は喫茶店、夜は高校生に勉強を教える塾を開いているという。

涼子たちの塾には、民事調停で関わった森口の娘、美佐江(片岡凜)の姿もあった。

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