King&Princeの永瀬廉が主演を務める連続ドラマ「御曹司に恋はムズすぎる」(カンテレ・フジテレビ系、火曜後11・0)の第2話が14日、放送される。
大手アパレルメーカーの会長の孫として、思いっきり甘やかされ自由奔放に生きてきた御曹司が、真逆の環境で生まれ育ってきたド庶民女子と同僚になり、ともに子供服作りに取り組みながら、初めての挫折と本気の恋を知るロマンティックコメディー。オリジナルストーリーで、永瀬が主演を務めた連ドラ「東京タワー」(テレビ朝日)の大北はるかさんが脚本を担当する。
「御曹司に恋はムズすぎる」初回振り返り
天堂昴(永瀬)は総資産3000億円といわれる巨大アパレルメーカー「服天」の御曹司で、早くに両親を亡くし、祖父で会長の亘(鹿賀丈史)に甘やかされて育った。親友の草壁友也(西畑大吾)と起業するもことごとく失敗し、亘から、服天で社会人一年目からやり直すよう引導を渡された。
出社初日、いつも通りハイブランドの私服に身を包んだ昴は、セレブ気分が抜けないまま新入社員研修会に参加。社員の視線を一身に集め、女性たちが色めき立つのは自身の美しい容姿のせいだとうぬぼれていると、教育係の花倉まどか(山下美月)から、TPOをわきまえないスタイルを「ダサい」と一蹴された。その夜、亘に命じられたとおり古びた社員寮に引っ越した昴は、人生初の庶民暮らしに悪戦苦闘。爆音で音楽を聞いていると、隣室の住人であるまどかが怒鳴り込んできた。
まどかは、経済観念がズレていて生活スキルが皆無なうえに、そもそも自ら家事をする気がない昴を叱ったが、昴は自分に気があると誤解。まだ食事をしていないという昴のために、まどかが手取り足取り料理の仕方を教えてやった。風呂からお湯があふれていることに気づいて、足を滑らせて転倒しかけたまどかを、昴が抱きとめてキスをしようとしたが、まどかは彼を投げ飛ばして馬乗りになり、「変態!」と一喝した。
「御曹司に恋はムズすぎる」第2話あらすじ
キスを拒まれ、プライドを傷つけられた昴は、腹いせに、まどかの好みを把握して自分にほれさせようと考え、友也に彼女のことを調べるよう依頼する。しかし、誰もがうらやむ財力をチラつかせても、まどかはなびくどころか一切興味を示さず、昴は自分の誘いを断る女性がいることに衝撃を受ける。
そんななか、まどかは8年ぶりに再始動することになった子供服部門への異動が決まり、念願だった仕事に携われることを喜ぶ。しかし、そこには亘の思惑で配属された昴と友也の姿もあった。昴は少子化を理由に子供服部門を真っ向から否定し、会社は富裕層向けのハイブランドを手がけるべきだと提案。子供服に特別な思い入れがあるまどかは我慢できずに反論し、昴と言い争いになってしまう。
配属先に納得がいかない昴は、亘になぜ自分が子供服部門なのかと尋ねるが、亘は「お前が一から学ぶには、一番いい部署だ」と言うだけで、多くを語ろうとしない。さらにブラックカードも止められてしまった昴は、降りしきる雨のなか、タクシーで帰ることすらできず、会社の玄関で立ち尽くす。するとそこへ、折り畳み傘を手にしたまどかが出てきて…。