歌手でナレーターの有馬ゆみこが20日、朝のバラエティー番組「ラヴィット!」(TBS系)に生出演。人気テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」(フジテレビ系)の初代オープニング曲「ゆめいっぱい」をテレビで初めて生歌唱した。X(旧ツイッター)では「ゆめいっぱい」がトレンド1位に急浮上。視聴者の注目を集めた。
この日は見取り図・盛山晋太郎が「子どもたちに教えたいもの」として、有馬が「関ゆみ子」の名義で歌った「ゆめいっぱい」を紹介。サプライズゲストとして有馬がスタジオに登場した。有馬は、見取り図が出囃子にこの曲を使っていたことを知っていたなどと語り、「ありがとうございます」と感謝。アニメが放送開始した1990年当時は、B.B.クィーンズが担当した初代エンディング曲「おどるポンポコリン」が爆発的なヒットを記録したことで「ゆめいっぱい」が陰に隠れてしまったなどと振り返り、これまでテレビ番組から生歌唱のオファーがなかったことを明かした。
スタジオに「ちびまる子ちゃん」のグッズが飾られるなか、有馬は伸びやかな歌声を披露。途中でアニメの映像が挿入される粋な演出に、スタジオは大盛り上がりとなった。フル尺で歌い切った有馬に出演者らは拍手喝采。番組MCの麒麟・川島明は、19日に出演歌手が発表されたばかりの「第75回NHK紅白歌合戦」に絡めて「いまから紅白間に合わない?」と推薦した。盛山は「毎週水曜日に歌ってほしいぐらい」と感激。相方のリリーも「泣きそうになった」と感想を語った。
Xでは「ゆめいっぱい」「有馬ゆみこさん」などの関連ワードがトレンド入り。「TBSで初めて歌われるだけでもすごいのに、アニメちびまる子ちゃんの映像が流れるという神展開」「なんでかわからないけど、泣けてしまった。あの絵も泣けちゃう」「ゆめいっぱいって作曲・織田哲郎やん。そりゃいい曲に決まってらぁ」「小学生の頃の自分を思い出した」「ゆめいっぱいで胸いっぱい」「2番も聴けた♪」「こういう元気になれる曲を紅白で歌ってほしい」などの反響が寄せられた。