King&Princeの永瀬廉が主演を務める連続ドラマ「御曹司に恋はムズすぎる」(カンテレ・フジテレビ系)の第3話が21日午後11時15分から、放送される。
大手アパレルメーカーの「服天」会長の孫として、思いっきり甘やかされ自由奔放に生きてきた御曹司が、真逆の環境で生まれ育ってきたド庶民女子と同僚になり、ともに子供服作りに取り組みながら、初めての挫折と本気の恋を知るロマンティックコメディー。永瀬が主演を務めた連ドラ「東京タワー」(テレビ朝日)を手がけた大北はるかさんが、オリジナル脚本を担当する。
「御曹司に恋はムズすぎる」第2話振り返り
服天に入社し、教育係の花倉まどか(山下美月)からキスを拒まれ、プライドを傷つけられた天堂昴(永瀬)は、腹いせに、まどかの好みを把握して自分にほれさせようと考え、親友の草壁友也(西畑大吾)に彼女のことを調べるよう依頼。しかし、誰もがうらやむ財力をチラつかせても、まどかはなびくどころか一切興味を示さず、昴は自分の誘いを断る女性がいることに衝撃を受けた。
8年ぶりに再始動することになった子供服部門への異動が決まったまどかは、念願だった仕事に携われることに感激。しかし、そこには服天会長で昴の祖父である亘(鹿賀丈史)の思惑で配属された昴と友也の姿もあった。昴は少子化を理由に子供服部門を真っ向から否定し、会社は富裕層向けのハイブランドを手がけるべきだと提案。子供服に特別な思い入れがあるまどかは我慢できずに反論し、昴と言い争いになってしまった。
納得がいかない昴は、配属理由を亘に尋ねるが、亘は「お前が一から学ぶには、一番いい部署だ」と言うだけで、多くを語らなかった。さらにブラックカードも止められてしまった昴は、降りしきる雨のなか、タクシーで帰ることすらできず、会社の玄関で立ち尽くしていた。するとそこへ、折り畳み傘を手にしたまどかが出てきた。クリエイターの思いが詰まった服を濡らしたくないという昴の思いを聞いたまどかは、傘を渡すと、ダッシュして自宅へ帰った。
後日、昴は傘のお礼としてまどかの好物でつくった手料理を携えて、彼女の部屋を訪ねた。トマトとあんこという奇抜な取り合わせに、食べることを躊躇するまどか。しかしばんそうこうだらけの昴の指から、彼の苦労を読み取り、思い切って一口食べてみると、甘さと酸味のバランスが絶妙で、「食わず嫌いは良くないですね」と喜んだ。その言葉を励みに、昴は服天の売り場作りの課題に取り組み、提出したプランはまどかから絶賛された。その帰り道、また雨が降ってきた。昴は借りていた傘を返すが、まどかは「大好きな服がぬれちゃいますよ」と受け取らず、立ち去ろうとした。すると昴はまどかを引き寄せて、「お前が好きだ」と唐突に告白した。
「御曹司に恋はムズすぎる」第3話あらすじ
思わず口から出た言葉に自分でも驚いた昴は、慌てて発言を撤回。突然の告白に一瞬動揺を見せたまどかもまた、そんなはずはないと気を取り直し、傘を手に「送るよ」と声をかけてきた上司、成田理人(小関裕太)と会社をあとにする。昴は、自分がまどかを好きになるはずがないと思いながらも、成田と相合傘で帰るまどかにいら立つ。
そんななか、まどかたちは週末に、とある子供服専門店で売り場見学をさせてもらえることになり、成田は自分とまどかのほかに行きたいメンバーを募る。すると、子供服に激しい拒否反応を示していた昴が即座に手を挙げ、友也は、昴の中に恋心が芽生えたことを確信する。
ところが、現地までの交通手段が電車だと知った昴は、幼い頃、亘から「絶対に電車に乗ってはいけない」と教えられたことを思い出し、恐怖で震えが止まらなくなる。しかし、自分が行かなければ、まどかと成田は2人きり。考えただけで胸がざわつくと話す昴に、友也はその感情の正体を教える。
一方で、まどかの後輩、三上リリー(中村里帆)から、温室育ちのお坊ちゃんはまどかの恋愛対象にはなれないと言われた昴は、電車を克服して自分も本物の庶民になると意気込む。しかし迎えた週末、なんとか1人で駅までやってきた昴の前には、高いハードルが待っていた。