Netflixシリーズ「イクサガミ」で主演を務める岡田准一が12日、都内で行われたラインナップ紹介イベント「Next on Netflix 2025」に登壇した。岡田は主演のほかにプロデューサー、アクションプランナーを兼任しており、ともに登壇した藤井道人監督から、「プロデューサーなので、(ロケ終わりに)僕らと一緒に渋谷駅に放り出されていました」とスターらしからぬ裏話を“暴露”されていた。
本作では岡田も、ロケハン(ロケ地を探す制作過程)などで各地に足を運んだそうで、「渋谷集合のロケバスに乗って、みんなと一緒に行きました。主演の時はいい新幹線の席に乗らせてもらえるんですけど、プロデューサーだと普通の席に座るんです」と明かし、「いい経験ができました」と笑顔を見せていた。
また、プロデューサーを務めることについて「アクションを脚本の段階から相談できる。あまり激しいアクションだと止められることも多かったのですが、今回は『岡田がやりたいと言っている』という(スタッフの)逃げどころを用意することができるから、(アクションで)無茶できる」と、制作陣のトップとして参加することの意義を語っていた。
原作は、第166回直木賞を受賞した今村翔吾さんが、武士の時代の終焉を迎えた明治を舞台に、侍によるバトルロワイヤルを描いたシリーズものの同名小説。「人斬り刻舟」の異名をとる主人公、嵯峨愁二郎を岡田が演じる。映画「新聞記者」「余命10年」などで知られ、岡田主演の映画「最後まで行く」でもタッグを組んだ藤井監督のほか、山口健人監督、山本透監督がメガホンをとる。