俳優の藤岡真威人が主演を務める連続ドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第4話予告が5日深夜に放送され、次回の番組に「宇宙刑事ギャバン」が登場すると告知された。このカットに視聴者が沸き、深夜にもかかわらず、X(旧ツイッター)で「ギャバン」がトレンドに入るなど、SNSが大盛り上がりになった。
「電影少女」や「I”s」で知られる漫画家、桂正和さんの連載デビュー作で、1983~85年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された「ウイングマン」。特撮オタクの高校2年生、広野健太(藤岡)が、悪の手を逃れて異次元世界からやって来た不思議な少女、アオイと出会い、彼女が持っていたドリムノートに、自分が空想したヒーロー、ウイングマンを描いたことから変身能力を手に入れてしまう物語で、作品生誕40周年を記念して実写ドラマ化される。
この日放送された第3話で、アオイを追って、異次元世界から悪の帝王リメル(大塚明夫)が送り込んだキータクラー(宮野真守)が学校に攻めてきた。キータクラーの力により、健太の同級生らは次々と暴徒化。そんな仲間たちを救うため、「ウイングマン」に変身した健太は、アオイと共闘してなんとか事態を収拾させた。クラスメイトの小川美紅(菊地姫奈)は、自分のことを助けてくれた健太にうっとり。戦闘後はあっさりと手を引いたキータクラーは教師の姿に戻り、健太のことを遠目から見ながら不気味に笑った。アオイは、目を覚まして戦闘の様子を目撃してしまった生徒たちの記憶を特殊なパワーで消去したが、健太のクラスメイト、布沢久美子(片田陽依)がスマホで撮影していた動画は消されていなかった。そこには、トイレに駆け込んだ健太がウイングマンに変身して出てくる様子や、敵と戦うウイングマンの姿などが収められていた。
本編のあとに流れた次回予告には、健太らが「アクション演劇部」を立ち上げる様子や、アオイが健太にヒーローポーズを教える場面が流れた。そのなかに、健太の「美紅ちゃんがギャバンを…?」という声に重ねて銀色のメタルスーツに身を包んだヒーローが敵と戦うシーンが紹介された。
「ギャバン」とは、特撮番組「宇宙刑事ギャバン」(1982~83年、テレビ朝日系)の主人公で、その後に続く「宇宙刑事シャリバン」「宇宙刑事シャイダー」の「宇宙刑事シリーズ」の第1弾として知られている。予告での突然のギャバンの登場に、Xは、当時を知る世代と思われる視聴者を中心に「令和に宇宙刑事のギャバン出てきた」「ギャバン降臨!」「ギャバンは反則」「次回ギャバン出してくるのズルいw」などと大盛り上がり。また「ウイングマン」も東映が手掛けており、さらにこの日の本編で、健太が自身の新技「レイバー・ストレイズ」について「仮面ライダーBLACK RXの『リボルケイン』っぽくしてみたんだけど…」と語るシーンがあったことから、Xには「東映ありがとう」「東映の強みをそこまで生かす? か…」「仮面ライダーブラックRXの名前出したりギャバン出したりやりたいほうだいだなw」「東映特撮のワードや作品名ガンガン使えるのつよいわw」といった声も寄せられた。
過去の放送では、健太が親友に「おまえ『デンジマン』見てないとかホント人生損してるぞ」「参考がてらに『ギャバン』見直したら? また44話、一気に見直しちゃったよ」と語ったり、(藤岡の父、弘、が演じた)仮面ライダー1号の必殺技「電光ライダーキック」を滑り台の上から披露する場面も。また彼の部屋にはギャバンのポスターが貼られている。このように、特撮好きにはたまらない演出が満載であることから、「最終回までにデンジマンと仮面ライダー(リアルパパの1号?)も出てくるかもね」「これはやはり仮面ライダー1号の本郷猛さんとウイングマンが共演するフラグですね…」「もうドリームノートに仮面ライダーとかスーパー戦隊とか描いちゃぇよ」「ガチのギャバンが出てきたということは、デンジマンもワンチャン…?」といった期待の声も多数寄せられている。
≪番組概要≫
【タイトル】ドラマチューズ!「ウイングマン」
【放送日時】毎週火曜深夜24時30分〜25時00分