韓国のゲーム企業、KRAFTON（クラフトン）は2日、日本発のヒット作「パルワールド」のモバイルゲームのグローバルライセンスを取得したと発表した。日本での対応は明らかにしていない。
クラフトンが自国向けに発表したプレスリリースによると、クラフトンは「パルワールド」を開発したポケットぺアと知的財産権（IP）に関する契約を締結。「パルワールド」のIPをスマートフォン向けゲームのプラットフォームで展開するとした。開発はクラフトン傘下で、人気オンラインゲームを手掛ける「PUBG STUDIOS」が担当する。
「パルワールド」は「パル」と呼ばれる生き物を捕まえたり育成したりするゲーム。1月に発売されると1カ月で総プレイヤー数が2500万人を突破するヒット作になった。しかし、発売当初から任天堂の看板タイトル「ポケットモンスター」に似ているとの指摘や批判があった。任天堂と株式会社ポケモンは先月、ポケットペアに対する特許権侵害訴訟を東京地方裁判所に提起している。
ポケットぺアは先月末、幕張メッセ（千葉市美浜区）で開かれたゲーム見本市「東京ゲームショウ2024」に大規模なブースを出展して注目を集めた。そのかたわら、同25日にPlayStation 5版「パルワールド」を68の国と地域で発売した一方で、日本発売を見送っていた。