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銅でポケモンの「威圧感」表現 麻布台ヒルズで「ポケモン×工芸展」来月1日から

iza(イザ!) 2024年10月30日 18時50分

「ポケットモンスター」(任天堂など)シリーズに登場する不思議な生き物・ポケモンを伝統工芸の技術で表現した「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」の内覧会が30日、東京都港区の麻布台ヒルズで開かれた。会期は11月1日から来年2月2日まで。

会場入り口の付近で来場者を迎えるのは、彫金作家の吉田泰一郎さんが制作した人気ポケモン、ミュウツーを題材にした約2メートルの像だ。

ピンのような突起がついた、無数の銅のパーツを、像の基礎となる“素体”に差し込んで作り上げた。化学反応で変化させた銅の色合いや、金属とガラスを使う伝統工芸、七宝焼(しっぽうやき)の技法で作られた目は、まるで生き物のように見える。スタッフによると吉田さんは、手の届かない高みから見下ろすような「威圧感」を表現したかったという。

「ポケモン×工芸展」は昨年3月、石川県の国立工芸館で開催されたのを皮切りに日本各地や米ロサンゼルスで巡回展が行われ、写実的なイメージで作られたポケモンの焼き物などで話題を呼んだ。今回の展示品は約80点で、初めてお披露目されるのは吉田さんの「ミュウツー」、陶芸作家の植葉香澄さんの「蔦唐草文(つたからくさもん)ジュペッタ」と「蒼炎文(そうえんもん)ヒトモシ」、陶芸作家の桑田卓郎さんの「タイル(ピカチュウ)」の計4作品。12月には作品の入れ替えも予定している。

今回は新しい取り組みとして桑田さんの「ボウル(ピカチュウ)」(税込み198万円)など、出展作家の作品の抽選販売も行う。また麻布台ヒルズ内の店舗では、コラボした料理やドリンクの提供や、着物姿のピカチュウのぬいぐるみといった限定グッズの販売を予定している。株式会社ポケモンの広報担当者は「休館日は12月31日だけです。ぜひ多くの方にご来場いただければと思います」と話した。

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