パリ五輪に挑む日本選手団の壮行会が5日、東京体育館（東京・千駄ヶ谷）で行われ、TEAM JAPAN応援リーダーを務める松岡修造さんが副リーダーに就任したシドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんとともに選手へ「アツーい」エールを送った。
「とどけ！勇気！」「一歩、踏み出す勇気を。～ともに更なる高みへ～」というコンセプトが掲げられたパリ五輪の日本代表。松岡は選手たちに「一歩前に踏み出す勇気を信じている」とエール。それに続き、会場に集まった子供たちも選手たちに声援を送った。選手たちは、握手をしながら大喜びで、女子バスケットボール代表の馬爪エブリンは「確実にみなさんの応援で一歩踏み出す勇気が出ました」と述べた。また東京五輪（2021年）のスケートボードで金メダルを獲得した四十住さくらは「子供たちの声援で勇気をもらいました。連覇目指して頑張りたいなと思う」と金メダル取りを約束。高橋は「私も10日前に逃げ出したくなった」と現役時代を振り返り、声援を思い出しながら「1人じゃない」と気持ちを切り替えてレースに臨んでいたことを明かした。
壮行会にはスキマスイッチが登場し、選手たちを歌で激励。ヒット曲「全力少年」を熱唱すると、選手たちは手拍子をしながら輪になって楽曲を一緒に口ずさんだ。
今大会の日本選手団は、海外で開催される五輪としては史上最多となる400人を超える見込み。開会式の旗手はフェンシング女子サーブルの江村美咲、ブレイキンの半井重幸（ダンサー名・SHIGEKIX）が務める。