社会人野球のミキハウス硬式野球部は2日、プロ野球、巨人から戦力外通告を受けた高橋優貴投手を獲得したと公式ホームページで発表した。
この日、同部は「このたび読売ジャイアンツで活躍した高橋優貴選手が、 2025年1月1日よりミキハウス硬式野球部にて、現役続行することが決まりました」と加入を報告。高橋優は「先日の日本選手権の試合をみせていただき、このチームで野球をやりたいと感じ、その一員になれることを嬉しく思います」と決断に至った経緯をコメントした。また公式ホームページでは「今年入社した桜井俊貴選手に加え、新戦力として高橋選手を迎えることで、都市対抗野球大会、社会人野球日本選手権大会での日本一を目指し、活動して参ります」と紹介。桜井は2015年に巨人のドラフト1位でプロ入り。高橋優も同じ巨人から18年に1位指名を受けていた。
同じ巨人のドラ1が2年連続で加入することになり、SNSには「またミキハウスが強くなる」「投手陣がエグい」「巨人の左右のドラ1コンビが先発の柱というのはアツい」と驚きを隠せない様子。「巨人からの獲得ルートができた?」「巨人ファン兼ミキハウスファンっていう人が増えそう」と反応する人もいた。
高橋は、プロ1年目に先発として5勝(7敗)を挙げ、21年にも11勝(9敗)をマークした。しかし22年に左ひじの手術を受け、育成契約に。23年に再び支配下契約を結んだが、今季終了後に戦力外通告を受けていた。ミキハウスは今季、7月の都市対抗野球では初戦敗退。10月の社会人選手権では2回戦で敗れており、創部30周年の来季に悲願の日本一を目指す。