大手牛丼チェーン、吉野家で16日から、東京・大久保の超人気店「SPICY CURRY 魯珈(ろか)」が監修した「牛魯珈カレー」(店内飲食税込み729円)と「肉だく牛魯珈カレー」(同839円)の販売が始まった。ヤフーのリアルタイム検索で「牛魯珈カレー」が一時ランクインするなど、ネット上で大きな注目を集めている。
「SPICY CURRY 魯珈」の本格的なスパイスカレーに衝撃を受けた同社が、熱烈なオファーを送ったことで今回のコラボが実現。オファーしてから約1年、魯珈の齋藤絵理シェフの指導を仰ぎながらついに完成した「牛魯珈カレー」と「肉だく牛魯珈カレー」は、いずれもカレーに「牛丼」の牛煮肉を盛り付けて提供される。カレーにはクローブやカルダモン、シナモンなどのスパイスを使用することによって香り高さを演出。さらに、トマトや玉ねぎのうまみが行き渡ったルーにオニオンチョップを加えて食感にアクセントを出した。ルーは小麦粉を使用していないため、さらりとしていることも特徴だ。両商品ともに4月末までの販売を予定している。
この日の昼過ぎには、実食したユーザーから「しっかりスパイシーめっちゃウマ 吉野家スゴ!」「牛丼チェーン店でここまでスパイス感があるカレーは初めてかも?美味しかったです」「一口食べたら『あっ!魯珈』! 吉野家の牛肉ともマッチするスパイシーカレー」「マジで一回食ったほうがいい」「やっぱり半熟たまごは追加しちゃうでしょ」といった食レポが多数。しかしその一方で、「スパイスは強めだけど、牛丼の味が勝っててカレーっぽくない」「うーん、好みが分かれるねこれ、確かにスパイシーだけど、リピートはないかな」などと、やや“辛口”のコメントも見受けられた。
「SPICY CURRY 魯珈」は、2016年12月にオープンした本格カレーと魯肉飯のお店。カレーと魯肉飯を両方味わえる「ろかプレート」が定番メニューだが、オリジナリティー溢れる「限定カレー」に注目するファンも多い。吉野家では必ずアタマの大盛で注文するという齋藤シェフは、「私のようなアタマの大盛ラバーの方には『肉だく牛魯珈カレー』がオススメです。また、最初は牛煮肉とカレーを別々にお召し上がりいただき、途中から全部を混ぜて召し上がっていただくと牛煮肉とスパイスカレーの相性の良さをよりお楽しみいただけます」などとコメントを寄せている。