甚大な被害をもたらした阪神大震災の発生30年となる17日、多くの著名人がそれぞれの公式SNSに現在の心境をつづった。
兵庫県西宮市出身で、小学6年生の時に被災した俳優の鈴木亮平は、自身のX(旧ツイッター)に「あの日、我が街を襲った震災から今日で30年。様々な思いがありますが、今日も朝を迎えられることに感謝し、朝焼けの色に感動し、誰かの心を動かせる仕事をしていきたい。あの日亡くなられた方、今も日々、悲しみや寂しさと戦っておられる方々に、想いと祈りを寄せて」とポストした。
お笑いコンビ、アンガールズの山根良顕は「阪神淡路大震災から30年。広島で受験勉強してた時に、すごい揺れたからテレビを見たらまだ詳細があまりわからず時間が経つに連れてどんどん大変な事だという事に気づいて行った記憶。もう30年だし、まだ30年」と、当時を回想した。
大阪府泉大津市出身のフリーアナウンサー、川田裕美は自身の公式インスタグラムに青く澄んだ空の画像を投稿し、「30年経ったと思えないほど1月17日午前5時46分の記憶は鮮明です。聞いたことも感じたこともない大きな音と突き上げで目が覚め、とにかく布団をかぶって揺れに耐えました。父と母が、私たち姉妹に覆い被さっていて、事の重大さにも気づきました。そこから数ヶ月経ってからも西宮に住んでいた親戚の家に水や必要な物を運んだり、小学校には神戸からの転校生が来たり。ずっと忘れることのない震災でした」などと被災した時の様子をつづった。
人気ロックバンド、GLAYのボーカル、TERUは「阪神淡路大震災から30年、共に黙祷させていただきました。僕らはデビューして1年目の出来事でした。当時は何もできずでした。改めて哀悼の意を表します」とポスト。シンガー・ソングライターの平原綾香は「阪神・淡路大震災から30年がたちました。亡くなられた方達のご冥福を心よりお祈りいたします」と書き込んだ。また、幼児期に兵庫県に住んでいた宇宙飛行士の野口聡一氏は、「あの年に生まれた子どもはもう30歳に。語り継ごう、#阪神淡路大震災」と投稿した。