来年1月にメジャーデビューが決まっている作詞家の秋元康氏がプロデュースする新アイドルグループ「Rain Tree(レインツリー)」の「1stデジタルシングル」セレクション最終審査会が11日、都内で行われた。選抜メンバーに決まったのは7人。この日からメンバーの個人名も変更になり、メンバー入りした綾瀬ことり(旧コトリ)は「絶対成功させて、いつか17人でドームに立てるように頑張っていく」と涙ながらにデビューへの決意を新たにした。
デビュー楽曲は「ダンス・歌・自己表現」の3つの審査基準をもとに表題曲メンバーとカップリング曲メンバーを決定。秋元氏プロデュースのAKB48や乃木坂48といったグループでおなじみの「セレクションシステム」が採用された。デビュー決定後から、17人は約3週間にわたるダンスとボーカルレッスンを経て、成長度、技術を専門スタッフが審査。この日、最終審査となる「自己表現審査」では、1分間の自己PRタイムが与えられ、華麗に和太鼓を演奏するメンバーやクラシックバレエを披露をするメンバーなどそれぞれのスタイルでデビューにかける思いを表現。その後、ファンによる「NIDTポータル投票」が行われた。
審査を勝ち抜いた新野楓花(旧ニイ)は「(17人の)メンバーと頑張って来た。呼ばれていないメンバーの気持ちを考えると複雑」と心情を吐露。そのうえで「その気持ちも背負って勢いよくスタートを切れるように頑張って行きたい」と思いを口にした。最年少15歳で選ばれた鈴野みお(旧リンリン)は「17人で『Rain Tree』。ファーストシングルを絶対に成功させる」と力強く宣言した。
「Rain Tree」は昨年10月7日、「WHITE SCORPION」が選ばれたオーディションの最終選考で落選したメンバー。そこから「FINALIST」として活動を続け、メジャーデビューを目指してきたが、先月8日にサプライズでメジャーデビューすることが発表されていた。