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朝ドラ「虎に翼」第18週(7月29日~)あらすじ 放火事件の裁判、傍聴席にいる知子(堺小春)に気付く寅子(伊藤沙莉)、航一(岡田将生)は自身の過去を語る

iza(イザ!) 2024年7月27日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)の第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」(第86~90話)が29日からスタートする。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じている。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第17週「女の情に蛇が住む?」振り返り

新潟地裁本庁の判事、星航一(岡田将生)に案内された喫茶店「ライトハウス」で、学友の桜川涼子(桜井ユキ)と、彼女のお付きの玉(羽瀬川なぎ)と再会した寅子。華族だった涼子の姿には生活の苦労がにじみ、玉は車イスに乗っていた。2人はこの場所で、昼は喫茶店、夜は高校生に勉強を教える塾を開いていた。寅子が帰宅すると、義姉の猪爪花江(森田望智)の実家で女中をしていた稲(田中真弓)が待っていた。寅子の帰りが遅くなることを心配した花江が、故郷に帰っていた稲に家事手伝いを頼んでいて、寅子が本庁に出向く毎週水曜と多忙な時に稲が佐田家に来ることになった。

一方、寅子は、涼子と話すなかで何か言いたげな表情を浮かべる玉のことがずっと気になっていた。寅子と2人きりになり、ここに来るまでの過去を振り返る玉。涼子は家の存続のために婿をとったが、子宝に恵まれず、桜川家の血脈を途絶えさせてはならないと言った母の寿子(筒井真理子)は戦時中に亡くなった。玉は東京大空襲で足が不自由になり、戦後、華族の身分を失い、離婚した涼子は屋敷を手放して玉とともに新潟へやってきた。涼子は、ここで新しい人生を始めると気持ちを新たにしたが、玉は、自分のために涼子が自身の人生を犠牲にしていると心を痛めており、涼子を自由にするため、自分が県内の施設に入れるよう手助けしてほしいと寅子に頼んだ。

帰り道、寅子は、学校に友達はいないと言っていた娘の優未(竹澤咲子)が、2人の同級生と一緒に下校するのを目にした。同級生の1人は、一緒にいてもつまらなそうにしている優未に、先生に頼まれて友達になってあげたのにとつい真相をもらしてしまう。しかし、優未も察しがついていたようで、声をかけてくれたことには感謝しながら、お互いに無理をしても誰も幸せになれず、そこから友達になるのは難しいという本音を伝えた。「誰のせいでもないよ。だから、もう一緒にいなくていいよ。ありがとね」。優未の話を聞いてしまった寅子は、帰宅すると優未に抱きつき、「優未はすごいな」とほめた。

次の日曜、ライトハウスにやってきた寅子は、涼子がいる前で施設の話を切り出し、困惑する玉に、涼子と正面から話し合ったうえで結論を出してほしいと伝えた。玉は前に寅子にしたのと同じ話を涼子に説明。涼子は、離婚の原因は、最後まで自分が夫を愛せなかったからで、玉のせいではないと強調し、亡くなる直前の寿子が残していた言葉が自身に影響していたと明かした。寿子は、夫に去られ屋敷で1人時間をつぶす寂しさを涼子に教え、夫の気持ちが離れないうちに早く子供をもうけるよう助言していた。結局子供ができないまま離婚した涼子は、1人になるのが怖くなり、玉をいつまでも手元においてしまったと振り返った。2人のやり取りを聞き、「せめて2人が対等であってほしい、すべてをあきらめてほしくない」と呼びかける寅子。すると玉は、これ以上の負担にはなりたくないが、涼子なしの人生は考えられず、「親友になってくれますか?」と英語で本音を伝えた。涼子も「もう親友ですよ」と英語で応じ、2人は大粒の涙を流しながら抱きしめ合った。寅子は2人の決断を応援するため、稲を涼子たちに引き合わせた。稲は週に2回、涼子の店で働くことになり、また玉は、涼子のことをお嬢さまではなく、「涼子ちゃん」と呼ぶようになった。

後日、航一は、弁護士の杉田太郎(高橋克実)が主催する麻雀大会に寅子を誘った。優未が1人になるため、寅子が少し戸惑うと、航一は「一緒に連れてきたらいいのでは」と提案。翌日、初対面した航一と優未はすぐに波長が合い、そんな航一に寅子は嫉妬した。その後、寅子は3人で麻雀会場へ。すると、優未を見た太郎がいきなり声をあげて泣き出した。太郎は長岡の空襲で一人娘と孫を亡くしており、優未に孫の面影を感じているようだった。航一は、そんな太郎を優しく抱きしめ、背中をさすりながら、「ごめんなさい…」と謝った。

「虎に翼」第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」あらすじ

ある日、放火事件が発生。火災があったスマートボール場の経営者である朝鮮人の金顕洙(許秀哲)が逮捕された。

寅子は傍聴席に三条支部の事務員、小野知子(堺小春)が座っていることに気付く。小野にはかつて朝鮮人の恋人がいた。判決後、杉田の言葉をきっかけに、航一は自らの過去を語り始める。

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