俳優の藤岡真威人が主演を務める連続ドラマ「ウイングマン」（テレビ東京ほか）の第6話が26日深夜に放送され、劇中に散りばめられた大小懐かしの小ネタに多くのファンが感激。放送直後からX（旧ツイッター）のトレンドに「デルタエンド」がランクインするなどSNSを賑わせた。
特撮オタクで高校2年生の主人公、広野健太（藤岡）が悪の手を逃れて異次元世界「ポドリムス」からやって来た不思議な少女、アオイ（加藤小夏）と出会い、彼女が持っていたドリムノートに、自分が空想したヒーロー「ウイングマン」を描いたことから変身能力を手に入れてしまう物語。この日の放送はこれまで以上に小ネタが満載の回となり、多くのファンを沸かせた。
序盤では、健太とアオイが、破壊力が強すぎて周りを巻き込んでしまう「ファイナルビーム」に代わる新たな必殺技を考えるシーンが登場。中盤では、健太やクラスメイトの小川美紅（菊地姫奈）らが所属するアクション演劇部のPR動画を確認するシーンがあり、その動画のBGMとして、アニメ版「ウイングマン」のエンディングテーマ「WING LOVE」が流れた。
その後、後輩部員、森本桃子（上原あまね）の提案で映画コンテストに参加することになり、健太を主人公に「ウイングマン」を撮ることが決定。一同がコンセプトを練るなか、桃子は「『仮面ライダー555（ファイズ）』の（主人公・乾）巧が、実は（怪人）オルフェノクだった的な衝撃展開を入れたい」として、ヒロイン役に美紅を推した。やがて撮影が始まり、濃紺のウエスタンシャツとジーンズに身を包んだ健太は「仮面ライダー1号、本郷猛の衣装とまんまじゃない？」と自身の服装に触れ、「ライダー変身！ トゥ！」と左右の腕を交互に振りかざしてから両手を振り上げてジャンプした。まだ決まっていなかった映画のタイトルを考えていた美紅は、健太にぴったりだとして「『夢戦士ウイングマン』なんてどうかな？」と提案した。
終盤では、ポドリムスから送り込まれた刺客によってドリムノートの書き込みが消されたことで変身ができず、窮地に追い込まれた健太を「謎の戦士」が救う場面などが描かれた。
物語の随所に小ネタが仕掛けてある展開に特撮ファンは大喜びで、健太が新技を考えるシーンでは「周りを危険に晒さない技…これは来るか！」「お、デルタエンドか」などと反応。本編終了後に流れた次回予告では、ウイングマンがデルタエンドを繰り出す際に3体に分身（ブランチ）する様子が映し出されたことから、「ブランチとデルタエンドきた！」「来週デルタエンドくるぞぉぉぉ！」などと興奮するファンが続出した。
また、藤岡弘、が「仮面ライダー」で演じた本郷猛の変身ポーズを真似する息子の真威人に「ライダー1号の本郷猛は君のお父さんなんだけどw」「息子変身！」との声や、映画「仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ」（2021年公開）では真威人本人が本郷猛と仮面ライダー1号を演じたことから、「本郷猛が本郷猛の真似してる！！」「君もう映画でやったよね」「ある意味本人」といった書き込みも寄せられた。また、美紅が提案した「夢戦士ウイングマン」は、アニメ版の題名であることから「まさかのアニメ版回収w」「これまでのウイングマンの全肯定感に震える」と感激するファンが相次いだ。
ほかにも「乾巧がオルフェノクだった展開は確かに熱いw」「究極クラスのネタバレしたぞ！！」「バックで流れるWING LOVE」「謎の戦士も出てきたか」などの声が殺到。この日の小ネタの連発にファンは「6話いつにも増してさらに小ネタ多いなw」「いろいろ回収してくれるから鳥肌立ちまくり」「完全に狙ってるし、その狙いに撃ち抜かれてるオッサンが沢山おるんよw」「もう色々とエモい展開多すぎてたまらん！」などと最後まで大盛り上がりとなった。
≪番組概要≫
【タイトル】ドラマチューズ!「ウイングマン」
【放送日時】毎週火曜深夜24時30分〜25時00分