俳優の大泉洋が、29日に放送されるNHK「ファミリーヒストリー」(総合、午後7時半)に登場する。
俳優、タレント、芸人といった著名人をゲストに招き、本人に代わって徹底取材した家族の歴史から、アイデンティティーや家族の絆を見つめるドキュメンタリー。この日は「大泉洋 ~北の大地に希望を託して~」と題し、大泉をゲストに迎え、東北と四国から渡ってきた先祖たちの足跡をたどる。
大泉は、北海道で父も母も教育者という家庭で生まれ育った。父方の先祖は東北・宮城県出身で、戊辰戦争に敗れ、船で北に向かうも沈没。九死に一生を得てたどりついた新天地・北海道で、寒さに耐えゼロから再出発をした。一方、母方の先祖は四国・愛媛県で暮らしてきた。太平洋戦争から愛媛に帰ってきたその男には妻と6人の子があったが、職を失い、家族を率いて北を目指す決断をした。困難をのりこえ、北海道の大地に託した先祖の思いとは。高校の同級生だったという両親はどのように家庭を築き、洋を育てあげたのか。家族の秘められた物語を追う。