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“透視盗撮”防げ ミズノの赤外線カメラ対策ユニホーム「短期間で製品化」「肌の露出減った」称賛集まる

iza(イザ!) 2025年2月5日 14時43分

スポーツ用品大手のミズノが発表した、赤外線カメラによる盗撮被害からアスリートを守る機能を強化した陸上ユニホームに注目が集まっている。同社は2024年パリ五輪の日本代表選手に同様のユニホームを提供しており、X(ツイッター)には短期間で製品化したことやアスリート支援の姿勢を称賛する声であふれた。

女性アスリートを性的な目的で撮影したり、赤外線カメラを用いてユニホームの下に着用する下着などを“透視撮影”したりする盗撮行為が社会問題化している。近年は動画共有サイトなどで被害が拡大する恐れもあり、福岡県のように、性的な意図で同意なくアスリートなどを撮影する行為を「性暴力」と条例で定める自治体もある。

4日にオーダーを開始したミズノの陸上競技用ユニホームの盗撮対策モデルは、近赤外線の吸収に優れた裏地を採用して、赤外線カメラに対する“防透け性”が従来品より向上。シャツも通常のセパレートタイプから裾を約23センチメートル長くして、へそ周辺の肌が露出しないデザインを施した。

ネットユーザーらはXやネット掲示板で「すごいニュースだ」「安心感ある」「女性アスリートが競技に集中できる」などと絶賛。昨年のパリ五輪でトップ選手に提供した技術を短期間で製品化できるのはすごいとスピード感をたたえるコメントもあった。

また肌の露出面積を減らしたことについても「これは正しい」「水着のようなセパレートのユニホームには違和感がある」などと肯定的な意見が見られた。

陸上競技用ユニホームの盗撮対策モデルは女性用のトップスが1万4850円、ショートタイツが1万450円(いずれも税込み)。同社は盗撮対策のウエアを他の競技でも展開するとしている。

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