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朝ドラ「虎に翼」タッキー(滝藤賢一)逝く…SNS「どうぞ安らかに」「仕事行きたくない」

iza(イザ!) 2024年9月13日 9時1分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第120話が13日、放送され、ヒロインの元上司、多岐川幸四郎(滝藤賢一)が亡くなり、ネットに「タッキーロス」が広がっている。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公で東京家庭裁判所少年部部長の佐田寅子を演じている。この日は第24週「女三人あれば身代が潰れる?」(第116~120話)の最終日で、ガンを患い、寝たきりになっていた多岐川がこの世を去った。

多岐川は自宅に、寅子、稲垣雄二(松川尚瑠輝)、小橋浩之(名村辰)という家裁設立メンバーを集め、少年法改正への意見を取りまとめた。そして小橋と稲垣が遠くから会いにきてくれたことに感謝する一方、法務省の改正要綱を読み、怒りに震えた。寅子がこれを読んで思うところを教えてほしいと話しかけると、多岐川は「法務省の少年法改正青年層の設置による年齢引き下げ、家裁の刑事裁判化など現少年法の基本的構造を変えることにわれわれは反対する。刑罰を科して執行猶予をつけておしまいではなく、保護処分により家裁の人間と己と向き合い心身の調和をはかる方が適切で再犯を防げる場合が極めて多い。非行少年の更生のため愛を持って実務に携わる我々は…強く望む!」と力強く語った。

その後、多岐川は最後の力を振り絞り、最高裁長官、桂場等一郎(松山ケンイチ)に電話。意見書を取りに来てほしいと伝えるが、「その時間は取れそうにない」と断られ、「このドケチっ!  仏頂面野郎っ!」と怒鳴って電話を切った。その直後、同居する崔香淑(ハ・ヨンス)の兄、潤哲(ソンモ)を自宅に呼び、兄と妹を30年ぶりに再会させた。香淑らと韓国料理を食べながら多岐川は家族団らんを満喫。幸せそうな笑みを浮かべた。

後日、東京家裁所長の久藤頼安(沢村一樹)が最高裁長官室を訪問。「タッキー、今さっき亡くなったそうだよ」と報告した。そして持参した少年法改正反対の意見書を差し出し「まだ読んでいないなら、じっくり目を通して」と机に置き、言葉少なに部屋を出て行った。一人になった桂場が「少年法改正問題について」という意見書を手に取ると、目の前に多岐川の幻想が現れ「頼んだからな、桂場」と元気な多岐川が笑顔で語りかけた。

視聴者に「タッキー」の愛称で親しまれた多岐川の「退場」に視聴者は涙。早くも「タッキーロス」が広がっており、SNSに「悲しい」「仕事行きたくない」「涙が止まらない」「タッキー、どうぞ安らかに…」などの声が続々と寄せられている。また最後まで強烈な存在感を放った多岐川に「最後まで愛の人だった」「愛と名言をありがとう」「最後のてへぺろが逆に悲しい」というコメントや、滝藤の熱演ぶりに「迫真の演技」「震えた」と書き込む視聴者もいた。


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