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朝ドラ「虎に翼」残り8話…9月18日第123話あらすじ 女子部結集! 涼子さま(桜井ユキ)司法試験に挑戦、寅子(伊藤沙莉)は家裁で思わぬ人物と遭遇

iza(イザ!) 2024年9月17日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第25週「女の知恵は後へまわる?」(第121~125話)の第123話が18日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第25週「女の知恵は後へまわる?」振り返り

昭和45(1970)年7月、学友の山田よね(土居志央梨)と轟太一(戸塚純貴)が弁護を担当する尊属殺の裁判は東京高裁が一審判決を取り消して実刑判決を言い渡し、最高裁に上告された。ある日、少年法厳罰化論を進めようとする政権与党、政民党の幹事長、寒河江弘幸(外山誠二)が直々に最高裁長官の桂場等一郎(松山ケンイチ)のもとを訪ね、少年法改正や現体制に批判的な裁判官の存在について苦言を呈した。学友の竹原梅子(平岩紙)が引き継いだ「笹竹」では、元非行少年の古林大五郎(増田怜雄)が見習いとして働き始め、店は繁盛していたが、梅子は、常連の桂場が最近来店していないことを心配していた。

同年10月、寅子は、少年法改正をテーマとした法制審議会少年部会に東京家裁所長の久藤頼安(沢村一樹)らと出席。厳罰化ありきの法務省側のやり方に反対し、激論を繰り広げた。私生活では、夫の星航一(岡田将生)とともに大学院を中退した娘の優未(川床明日香)をそっと見守る日々が続いたが、ある日、長男の朋一(井上祐貴)が突如、最高裁事務総局から家裁へ異動を命じられた。裁判所の体制変革について有志とともに勉強会に励んでいたことへの見せしめとも言える人事に朋一は憤慨。寅子は言葉をかけることができなかった。

後日、寅子は長官室を訪ね、若手裁判官の異動について直球質問。桂場はすべて自分の指示と認め、政治家からの干渉を回避して司法の独立を守るための措置と説明し、少年法改正に抵抗する寅子たちを援護する目的もあったと補足した。しかし、寅子は長官就任時の決意表明や、恩師である穂高重親(小林薫)の理想とかけ離れてしまっている点を批判。再度、久藤らと原点に立ち戻ってみないかと訴えたが、桂場は「思いあがるな、立場をわきまえろ! 以後、二度と用もないのに訪ねてくるな」と突き放した。苦悩する桂場は寅子が出て行った後、再び多岐川幸四郎(滝藤賢一)の幻影を見た。多岐川は「お前の掲げている司法の独立っちゅうのは、随分さみしく、お粗末だな」と言って桂場の前から消えた。

その後、月に一度の法制審議会少年法部会が開かれ、弁護士となった汐見圭(平埜生成)も少年法の専門家として参加。寅子は「調査官なくして少年審判はできません。彼らの丁寧な調査が少年たちの心を開く鍵に裁判官と少年をつなぐ橋になり事件を深部まで照らすんです」と主張した。久藤は「やっぱり僕には分からないな」と首をひねり、「弁護士や裁判所側との意見調整もせず少年法改正を急ぐ必要性が」と指摘。そして、まずは法が変わり、現場がそこに合わせて形にしていく強引さが社会構造を作り上げていくという反論に、「家庭に光を。少年に愛を。あの時、むちゃをしてでも家裁設立のために戦えたのは家裁の仕事が少年たちにできるベストだと、現場にいた僕らが心からそう信じていたからだよ」とぶつけた。それは多岐川の言葉だった。

そんななか、朋一が寅子がいる少年部に着任。朋一は「皆さんが今、非行少年たちとどう向き合われているのか、家裁がどう変化する必要があるのかじっくり聞かせていただきたいです」とあいさつ。寅子は「熱意があってすばらしいわ」と笑顔を見せたが、部下たちとは明らかに温度差があった。寅子は朋一が無理をしているのではないかと心配した。

一方、航一は、よねと轟の事務所を訪問。尊属殺人をめぐる裁判について話した。よねは「心を痛めている暇なんてない」とし、被告の斧ヶ岳美位子(石橋菜津美)の壮絶な半生に、自らの人生を重ね「決して珍しい話じゃない。ありふれた悲劇だ」「私は救いようのない世の中を、少しだけでもマシにしたい…だから心を痛める暇はない。それだけです」と述べた。

「虎に翼」第123話あらすじ

明律大女子部の一同が久しぶりに寅子の家で顔を合わせる。新潟で喫茶店「ライトハウス」を営む桜川涼子(桜井ユキ)は司法試験に挑戦。寅子たちは学生時代を懐かしく思い出す。

寅子の弟、猪爪直明(三山凌輝)の一家が、長く暮らした神奈川・登戸の実家から近所に引っ越すことになり、猪爪家ではささやかなお祝いが開かれる。

少年法改正についてさまざまな意見を集めていた寅子は、東京家裁の廊下で思いがけない人物に出くわす。


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