第一生命グループのペット保険大手、アイペット損害保険は28日、猫の性格と行動に関する調査の結果を発表した。飼育者の3人に2人が、自分の愛猫は無愛想で冷たい性格(ツンツン)と甘えん坊な面(デレデレ)をあわせ持つ「ツンデレ」だと考えているという。
同社は1~5日、インターネットによるアンケートを実施。猫の飼育者1000人の回答をまとめた。
あなたの猫が「ツンデレ」かと聞いたところ、「はい」が3人に2人に相当する66.1%だった。結果を裏付けるように「ごはんが欲しいときは切ない鳴き声で甘えてくるのに、食べ終わったら知らん顔」「弟分の猫の前では『別にオレ甘えんでもいーし!』と強がっていて、弟分が寝ているときは床でクネクネしてナデナデを要求」などのツンデレエピソードも集まった。
そのほか、飼っている猫の性格を聞くと「好奇心旺盛(遊び好き)」(51.1%)と「要求が多い」(47.6%)が高い数値を示した。他の猫に対する態度については「無関心」が32.5%、「社交的」が18.6%で大きな差がみられた。
猫がなでられて喜ぶ身体の箇所を複数回答形式で聞くと、69.0%が「あごの下」、53.5%が「頭」、44.2%が「おでこ(眉間)」と答えた。同社は「顔周りは猫が自分の匂いをマーキングする際に、対象物にこすりつける部位でもあり、触られると心地よさを感じやすいようです」としている。また、猫がする“あいさつ”は「体をすりつけてくる」(81.9%)、「見つめてニャ―と鳴く」(57.4%)が多かった。
また、相手に心を許している態度だと考えられている「へそ天(あおむけに寝そべること)」をする頻度は「毎日数回」が最多の49.1%。ひざに乗ってくる頻度も「毎日数回」が最多の30.2%で、多くの飼育者が愛猫と信頼関係を築いている結果になったが、ひざに乗る頻度に関しては「ほとんどしない」「見たことがない」「乗られたことがない」という層が合計38.6%を占めていた。