女優の堀田真由が主演を務める連続ドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」(日本テレビ系、日曜後10・30)の第7話が24日、放送される。
米国の名作「若草物語」を原案とし、物語の舞台を現代に置き換えた連続ドラマ。ストーリーの中心となるのは町田家の四姉妹で、堀田が次女、涼役で出演するほか、長女の恵を仁村紗和、四女の芽を畑芽育、三女の衿を長濱ねるがそれぞれ演じる。
「若草物語」第6話振り返り(ネタバレ)
売れっ子脚本家、大平かなえ(筒井真理子)が手がける新作ドラマ「恋愛遊覧船」の本編とは別に、配信用スピンオフドラマの制作が決定。涼は、連ドラで忙しい大平に代わってスピンオフの企画を考えることになった。主演は、本編でヒロインの友人役を演じる現役アイドルの市ノ瀬小百合(中田青渚)。大平から「型にはまらない企画を出してみなさい」とアドバイスをもらった涼は、早速企画を考える。
その頃、ホテル経営をしている祖父、行城豊(佐戸井けん太)に、出張のお土産を届けに行った律(一ノ瀬颯)は、豊から「涼と一緒になってくれれば…」と言われて、「僕もそうなればいいと思っている」と伝える。その夜、律はお土産を持参し町田家を訪問。みんなでご飯を食べるなか、芽が涼に「ドロ沼不倫愛憎劇」を提案した。涼がプロデューサーの坂口琢磨(今井隆文)にその企画を提出。坂口が気に入り、脚本を書かせてもらえることになったが、偶然企画書を目にした人気脚本家の黒崎潤(生瀬勝久)はその内容にケチを付ける。黒崎を見返す脚本を書いてやろうと意気込む涼。後日、ドラマの撮影現場で歩きながらセリフを覚えている小百合を見て、衿のことを思い出した。
恵の職場では、同僚の佐倉治子(酒井若菜)が、勇気を出して上司である土方昭彦(阪田マサノブ)のセクハラを告発。しかしイチ非正規職員の言葉を誰も信じてはくれなかった。孤立する佐倉を気の毒に思いながらも雇い止めにおびえる恵は、上からのヒアリング調査で答えに迷う。芽は、同級生の沼田灯司(深田竜生)がママ活していたことをかばったことで、クラスメートから腫れ物扱いされていた。しかし芽はそんな周囲の目などどこ吹く風で、沼田とファッションコンクールに向けて奮闘。一次審査を突破した。
涼は、スピンオフの脚本を進める一方で、律に手を握られた夜から、ずっとモヤモヤした気持ちを抱えていた。そんな彼女に律は「僕から逃げようと思わないで」と告げる。さらに、スピンオフ企画の方向性が涼に合わないと律から言われ、友情物語に変更したいと坂口に伝えた。
衿との思い出を元に、涼は、何も起きない女友達の会話劇を改めて提案。坂口は不倫劇のままでいいと一蹴するが、小百合の大ファンのアシスタントプロデューサー、花村紗枝(工藤遥)が新しい企画を気に入り、友情物語の方が小百合にあっていると坂口に助言した。涼の脚本でスピンオフドラマの制作が決定した。
「若草物語」第7話あらすじ
配信用スピンオフドラマで脚本家デビューを果たした涼は、衿に報告したくてダメ元でメッセージを送信。その途端、涼が2年間送り続けた大量のメッセージに「既読」マークが一斉についた。しかし、涼が慌てて電話をかけるも、衿は出てくれなかった。
恵は、上司のセクハラを告発した佐倉の辞職を知ってショックを受ける。芽は、思いを寄せる沼田と2人でファッションブランドを立ち上げる未来を思い描いて幸せ気分に浸るが、沼田の真意は読み取れなかった。
そんななか、衿の行方の手掛かりを探す涼は、衿が使っていたクローゼットから「代表取締役」「CEO」など、企業の重役の名刺を大量に発見する。真相を知りたかったはずなのに、不可解な点ばかりが目につき、かつて心を通わせ合った衿の姿は遠のくばかり。不安に駆られる涼だが、律に背中を押され、ついに衿の居場所のヒントを突き止める。