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朝ドラ「虎に翼」8月12日OA第96話あらすじ 寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)が登戸に戻ると猪爪家で花江(森田望智)と直明(三山凌輝)が対立

iza(イザ!) 2024年8月11日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第20週「稼ぎ男に繰り女?」(第96~100話)の第96話が12日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の猪爪寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

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寅子は、戦争によって背負った過去に苦しむ星航一(岡田将生)に寄り添うなか、航一から麻雀を教わることになった。自宅に来た航一に、娘の優未(竹澤咲子)が亡き父、優三(仲野太賀)と写った古い写真を見せると、航一も家族写真を見せ、3人は互いに家族を紹介し合った。航一の帰宅後、寅子は、優未が嫌な気持ちになるようなことは絶対にしないと伝えるが、優未は「誰のことを好きでも嫌いでもいいけど、私のせいにしないで」と言った。

ある日、売春事件に絡んで地主の娘、森口美佐江(片岡凜)が補導された。関与した可能性のある女子高生2人と美佐江が一緒にいて、2人が非行事実を認める一方、美佐江は一緒にいただけなどと供述。2人の手首には寅子ももらったあの赤い腕飾りがあった。そんななか、寅子のもとを美佐江が訪問。本当のことを話してほしいという寅子に、美佐江は、法律の本を読めば、悪いことをすると罰せられる理屈や量刑の決め方は分かるが、それがなぜ悪いことに定義されるのかよくわからないとし、「心から納得できればきっとすっきりするんでしょうね」と述べた。寅子は明確な答えを伝えることができなかった。年をまたいだ昭和28(1953)年1月、美佐江の審判不開始が決定。航一からその話を聞いた寅子は釈然としなかった。

日曜、優未が家事手伝いの稲(田中真弓)と2人で映画に出かけるなか、寅子が美佐江の件で悩んでいることを知った航一が、会いに来てくれた。家事をする横で、黙々と書類を読み続ける航一に寅子は癒やされたが、航一の優しさに寄りかかりたくなってしまう自分を制し、自身のなかに芽生えた航一への思いから必死に目を逸らそうとしていた。

その年の3月、美佐江が東大に合格。そして寅子が家に帰ると、義姉の猪爪花江(森田望智)が自分の帰りを待っていた。その晩、花江は寅子に「最近、いい人がいるんですって?」と切り出し、「その方とのこと尻込みしているの優未のせいにしたらしいじゃない」と迫った。寅子は、そんなつもりはないと否定。すると優未が起きてきて、優三の形見のお守りを差し出した。なかには小さく折りたたまれた優三からの手紙が入っていた。

「トラちゃん。もし、トラちゃんのもとに帰ることができなかったら、そう思ってこの手紙をしたためています。僕の望みは前に話したけれど、もう一つだけ望みを増やしてもいいですか。弱音を吐くことができる人、正しくないトラちゃんも好きでいてくれる人を見つけてください。できれば心から恋して愛する人を見つけてください。でも、見た目とか甘い言葉をささやく相手にだまされちゃいけない。トラちゃんと優未をスンッとさせる相手は駄目。トラちゃんと優未を縛る相手は駄目。トラちゃんと優未の笑顔を奪う相手は駄目。トラちゃんを心底愛せない相手は駄目だ。でもその人を前にして胸が高鳴ってしかたないのなら、その人が好きなら、今書いたことも僕も全て忘れてその人のもとに飛んでいってほしい。トラちゃん、自分を信じて。そんなトラちゃんを僕は信じる。優未もお母さんを信じて。優未のことをずっと見守っているよ。2人のことを誰よりも何よりも一番愛しています」

その手紙を初めて読んだ寅子は嗚咽した。

寅子が新潟地裁本庁に出勤した日、大雨で列車がストップ。足止めを食らった寅子は、意を決して航一に「今も優三を愛している。これからもずっと愛し続けたい」と話した。きちんと線を引きたいという寅子に、航一は、ずっと自分に蓋をして生きてきたが、寅子といるとつい蓋が外れてしまうとし、「あなたと会えてよかった。それだけで十分です」と言った。雨が上がり、2人が部屋を出ると、寅子は、優三だけを愛したいと思いながらも、航一に胸が高まってしまうことを思わず告白してしまう。「なんで、私の気持ちは、なりたい私とどんどんかけ離れていってしまうんでしょうか」。航一は、自分は優三になるつもりはなく、そして寅子を亡くなった妻の代わりにするつもりもないとし、「お互いにずっと彼らを愛し続けていい。永遠の愛を誓う必要なんてないんですから。不真面目で だらしがない愛だとしても、僕は佐田さんと溝を埋めたい…」と語りかけながら、涙を流す寅子を抱きしめた。

「虎に翼」第96話あらすじ

寅子と航一はお互いに納得する認識を見つける。昭和30年、東京に戻ることになった寅子は、地元の弁護士、杉田太郎(高橋克実)らに盛大に見送られる。

寅子と優未(毎田暖乃)が神奈川・登戸の猪爪家に着くと、何やら不穏な雰囲気。猪爪家では、結婚したら家を出るべきだという花江と、結婚しても同居し続けたいと主張する寅子の弟、直明(三山凌輝)が対立していた。


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