俳優の松下洸平が主演を務める連続ドラマ「放課後カルテ」（日本テレビ系、土曜後9・0）の第4話が11月2日、放送される。
日生マユさんの漫画「放課後カルテ」（講談社『BE・LOVE』所載）が原作で、学校医として小学校の保健室に常駐することになった小児科医の牧野峻（松下）が、その観察眼で“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子供たちの背中を押すヒューマンドラマ。
「放課後カルテ」第3話振り返り（ネタバレ）
東多摩第八小学校の学校医、牧野は、かつて関東医科大学病院で自分が担当していた患者、冴島直明（土屋陽翔）の姉が6年2組の生徒、冴島啓（岡本望来）だと知った。啓は、牧野を慕う直明のため、保健室の悪い噂を流して牧野を小学校から追い出し、病院に戻そうとしていた。啓は牧野と和解し、保健室にも生徒たちが気軽に立ち寄れるようになった。
牧野が小学校に赴任した後、直明の主治医となった咲間大地（吉沢悠）は、春頃には直明の手術ができるのではないかと母、環（ソニン）らに説明。退院することになった直明は喜ぶが、環はわが子の体調を第一に考え、学校に行くことを許さなかった。そんななか、好奇心旺盛な直明が母が留守の隙を狙って外出する。啓は一緒についていくが、学校に忍び込んだ直明は啓の目を盗んで「校内探険」へ。啓は、学校で唯一直明のことを知る牧野に助けを求めるが、直明は見つからなかった。
同じ頃、学校で怪談ツアーをしようと隠れていた6年2組の生徒、笹本拓真（柊吾）、谷口宏哉（吉田奏佑）、池村大和（山口暖人）と出会った直明は、彼らと「友達」になる。3人と過ごすことが楽しくなってはしゃぐ直明だが、体調は徐々に悪化。そこに牧野と啓が駆けつけ、家に帰るよう指示するが、直明は学校にいたいと駄々をこねた。拓真、宏哉、大和の3人は直明とまた遊ぶことを約束。直明は家に帰ったが、後日、直明が父親の裕二（田中幸太朗）と公園で遊んでいるのを見た環が激怒。さらに、啓と学校に行ったことも知り、啓を殴ってしまう。
それがきっかけで啓が行方不明になるが、環は啓のことを心配するよりも直明のことで頭がいっぱいだった。学校に啓がいたと分かった直明は、環と学校へ駆けつける。そこで、学校探検をしたことをうれしそうに話す直明に、これからも病気と頑張って戦えば学校に通える日がくると、牧野は勇気付けた。
「放課後カルテ」第4話あらすじ
6年生の野外宿泊学校。2泊3日で共同生活をして、クラスメートの知らない一面を見つけていく。嫌そうな態度を隠そうともしない牧野に、6年2組の担任、篠谷陽子（森川葵）は呆れ顔を浮かべる。
児童たちがソワソワするなか、生徒の水本羽菜（小西希帆）は浮かない顔をしていた。羽菜は、ウォークラリーでルートを外れて行動しようとするヤンチャな藤野一希（上田琳斗）や、同じ班の女子ともなじめずにいた。
羽菜を悩ませているのは、7月の事件。クラスみんなで頑張って作った七夕飾りが、放課後、何者かによってめちゃくちゃに壊された。犯人だと疑われたのは一希だったが、犯人は羽菜だった。羽菜は、孤独感から破壊衝動を抱えていた。一希は犯人を知りながら、秘密を守り続けていた。しかし羽菜は一希が誰かに本当のことを話してしまうのではないかと、野外学校中も気になってしまう。
自分が犯人だとバレたら、クラスに居場所がなくなる。羽菜は、衝動的に一希を川に突き飛ばしてしまう。現場を目撃した牧野は、羽菜と向き合おうとするが、一希と羽菜は2人で救護室から逃げ出してしまう。