プロ野球のクライマックスシリーズ（CS）、ファイナルステージが16日から開幕。セ・リーグは優勝した巨人と3位、DeNA、パ・リーグはリーグ制覇したソフトバンクと2位、日本ハムが対戦する。4年ぶりの日本シリーズ出場を狙う巨人は守備の要、吉川尚輝内野手がけがのため登録せず。DeNAもエース、東克樹投手の肉離れが発表され、両チームのファンから嘆きの声が上がっている。
先月26日のDeNA戦で左脇腹を痛めた吉川。レギュラーシーズンこそフル出場を果たしたが、その後は別メニューで調整してきた。しかし試合に出場できるめどは立たず、16日に発表された出場選手登録から漏れた。阿部慎之助監督も14日には吉川の欠場を示唆し、代役候補として3年目の中山礼都内野手をあげていた。
一方、DeNAの東は、12日の阪神とのCSファーストステージ第1戦に先発。四回の打席で安打を放った際に左脚を負傷した。球団はこの日、「左太もも裏の肉離れ」と診断されたと発表。13日に出場選手登録を抹消されており、早くても再登録ができるのは最短でも23日となるため、ファイナルステージの欠場が決まっていた。
吉川はプロ8年目となる今季初めてフル出場。打率・287、5本塁打、46打点をマーク。守っては、再三、チームのピンチを救う活躍が見られた。大一番で吉川の不在が決まり、X（旧ツイッター）には「離脱つらすぎる」「登録すらできないの」「かなりの痛手」「結構きつそう」と嘆きの声が殺到。また「本人が一番つらい」「日本シリーズに戻ってきて」といったエールも送られた。
一方で、東もエースとして13勝4敗、防御率2・16とチームのCS進出に大きく貢献。しかし、先月の右尺骨骨折で離脱中の山本祐大捕手とバッテリーでの欠場となり、ファンからは「祐大とカップル離脱…」「離脱者だけでスタメン組める」「ファイナルに東がいないのか…」「日本シリーズも厳しそう」とショックを受けるポストが散見された。