日本の次世代主力ロケット「H3」4号機の打ち上げが成功した4日、X(旧ツイッター)で「打ち上げ成功」「きらめき3号」などのワードがトレンドに入り、歓喜の声が続々と寄せられた。
同日午後3時48分、防衛省のXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」を搭載し、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた。JAXAでは公式YouTubeチャンネルで打ち上げから、多段ロケット切り離し、きらめき3号を軌道に乗せるまでのプロセスをライブ実況を交えながら生中継。多くの視聴者が固唾を飲んで見守った。無事に打ち上げられると、コメント欄には「かっちょええー」「やはり、日本の先端技術はすごい」「大気圏突破してるよもう」「見えねえええ」「秒速8km! 解説も丁寧で、ものすごいことやってんだなって実感」「鳥肌たった」といった興奮気味の声が続々と寄せられた。
そして午後4時17分、予定の軌道上で衛星を分離したことが伝わると、「おめでとう!」「お見事!」「やったぁぁぁぁぁぁ!」「きらめきちゃーん、いってらっしゃい」「お疲れさまでした!」など、祝福と関係者への労いの言葉が殺到。また、軌道に到達するまでの間、実況担当者が解説した、H2ロケット以来、打ち上げが成功した際にJAXA内で交わされているという称賛のフレーズ「ナイス設備!」をまねてたたえる視聴者も続出した。
当初は10月20日の打ち上げを計画していたが、悪天候や部品の交換・点検で打ち上げが4度延期されていた。H3は、今年度中に50号機まで打ち上げて運用を終了する現在の主力大型ロケット「H2A」の後継機。昨年3月に初号機が失敗後、2、3号機と連続で成功している。