俳優の松下洸平が主演を務める連続ドラマ「放課後カルテ」(日本テレビ系、土曜後9・0)の第3話が26日、放送される。
日生マユさんの漫画「放課後カルテ」(講談社『BE・LOVE』所載)が原作で、学校医として小学校の保健室に常駐することになった小児科医の牧野峻(松下)が、その観察眼で”言葉にできないSOSを見抜き、未来へ向かう子供たちの背中を押すヒューマンドラマ。
「放課後カルテ」第2話振り返り
東多摩第八小学校の体育館では、6年生を対象にAED講習が行われていた。真剣に話を聞こうとしない児童たちに、学校医の牧野は命の大切さを訴えるが、6年2組の児童、蓮本理子(中村たんぽぽ)は「牧野が患者を殺した」という同じクラスの冴島啓(岡本望来)の言葉が気になっていた。
啓と理子の話を耳にした児童たちは、「保健室に行ってはいけない」など無責任な噂を拡散。6年2組の担任、篠谷陽子(森川葵)は牧野の普段の言動にも一因があると指摘するが、牧野は聞く耳を持たない。しかし、腹痛が我慢できなくなった理子は、誰もいない保健室にこっそり入り牧野に見つかってしまう。
おなか以外にも異変が起こっていることに驚いた理子は、啓の忠告を無視して、牧野に助けを求める。牧野は、理子の足にできた複数の斑点を見て「IgA血管炎」と診断し、症状を説明し不安を解消する。それと同時に、牧野は改めて児童たちに病気を放置することの危険性を説いた。
そんななか、4年生の西原勇吾(湯田幸希)が突然、気胸で倒れてしまうが、牧野が緊急処置を行い、大事に至らなかった。勇吾が気胸となったきっかけを知っていた啓は、篠谷に報告する。勇吾は、三島朝陽(渋谷いる太)ら友達と度胸試しに高い木から飛び降りる遊びをしていたのだ。そこで牧野は、朝陽を連れて病院に行き、軽率な考えが命の危険につながる可能性があることを教えた。
ある日の下校中、啓は高齢男性が倒れたところに遭遇。119番に連絡をするが、すぐに救急車は来ず、学校で教えてもらったAEDを思い出し牧野に電話する。そこで、牧野に教えてもらいながら応急処置をする啓。すると、そこに牧野が駆けつけた。啓のおかげで男性は一命をとりとめたが、啓は「なんで弟は見捨てたの?」と牧野を問い詰めた。
「放課後カルテ」第3話あらすじ
牧野は、かつて関東医科大学病院で自分が担当していた患者、冴島直明(土屋陽翔)の姉が、啓だと知った。啓は、牧野を慕う直明のために、保健室の悪い噂を流して牧野を小学校から追い出し、病院に戻そうとしていたことが判明する。
牧野が小学校に赴任した後、直明の主治医となった咲間大地(吉沢悠)は、春頃には直明の手術ができるのではないかと母、環(ソニン)らに話す。退院することになった直明は喜ぶが、我が子の体調を第一に考える母から、学校に行くことを許してもらえない。
しかし、好奇心旺盛な直明は、環が留守の隙を狙って外出。啓は一緒についていくが、学校に忍び込んだ直明は啓の目を盗んで校内の探険に出かけてしまう。同じ頃、学校で怪談ツアーをしようと隠れていた6年2組の生徒、笹本拓真(柊吾)、谷口宏哉(吉田奏佑)、池村大和(山口暖人)と出会った直明は、彼らと「友達」になる。一方、啓は学校で唯一直明のことを知っている牧野に助けを求め、一緒に直明を探すが、直明の体調は学校探険の途中で徐々に悪化していた…。