NHK連続テレビ小説「おむすび」第9週「支えるって何なん?」の予告が22日、放送され、次週から再びヒロインの姉、米田歩(仲里依紗)が登場することが明らかになった。また元SKE48の松井玲奈が「エール」(2020年)以来の朝ドラ出演を果たすなど、第9週も見どころ満載のようでSNSに期待の声が寄せられている。
橋本環奈演じる平成元年生まれのヒロインが栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー「おむすび」。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。この日は第8週「さよなら糸島 ただいま神戸」(第36~40回)の最終日で、12年ぶりに神戸に戻った結(橋本)が栄養士になるために専門学校へ入学し、矢吹沙智(山本舞香)、湯上佳純(平祐奈)、森川学(小手伸也)の3人と同じ班になったが、4人の呼吸はバラバラ。ある日、スポーツ専門の栄養士を目指す沙智が班替えを頼むと、調理実習の担当講師、石渡常次(水間ロン)が来週までに献立を考えるという課題を出した。献立は、18歳の女性が対象で、ご飯などの主食、メインとなる主菜、副菜、汁物の4品という内容。さらに570キロカロリー程度で原価は300円以内という条件がついた。通常、献立を考えるのは1年の後半から。結と佳純が石渡の真意を図りかねるなか、沙智が、自分が全部考えるとその役目を買って出た。
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その翌日、早速、沙智は麦ごはんが主食の献立を持ってきた。結と森川は感心したが、佳純も自分が考案した洋風の献立を披露。自分の方が栄養バランスが整っていると主張する沙智と実際に実家の病院で出している献立だという佳純は、どちらがいいかで言い争いになった。2人は、結にどちらがいいか選ぶよう迫った。結は迷って選ぶことができない。そんなとき、ギャルサークル「博多ギャル連合(ハギャレン)」の真島瑠梨(みりちゃむ)から電話がかかってきた。久しぶりに柚木理沙(田中芽実 )が戻ってきて、カラオケで盛り上がっているという。瑠梨は、どこにいても、何をしていても自分たちは一生ギャルだと言った。その言葉に結は力をもらう。
結局、沙智が考えた「豚肉と小松菜の甘辛炒め」を主菜とした献立に、佳純が考えた副菜をアレンジして加えることになった。森川は、この課題は料理を腕前だけでなく、協調性も見ているのではと推測。石渡はどの班もよくできていると絶賛し、この献立を実際に作ってみることになった。時間がないなか、結、沙智、佳純の3人は食材の買い出しに出かけるが、お目当ての小松菜が売切れ。福岡・糸島で家業を手伝い野菜に詳しい結は、小松菜の代わりにスイスチャードを使うことを提案し、何とか時間内に料理を作り終えることができた。
完成した料理は美味で、石渡はスイスチャードを使った理由を聞き、よくこんな野菜を知っていたと結たちをほめた。調理実習後、石渡は、社会に出たら気の合う人とばかり仕事ができるわけではないと述べ、班替えはしないと告げた。それでも沙智の態度は相変わらずで、結は森川と佳純とだけ打ち解け、3人でプリクラを撮った。
その1カ月後。東京に行ったまま帰ってこなかった姉の歩(仲里依紗)が神戸に帰ってきた。「ただいま神戸。帰ってきたよ〜」という声が商店街に響き渡った。
「おむすび」第9週「支えるって何なん?」予告&SNSの反響
予告では、「うちが1週間の献立かんがえちゃる」と結が恋人の四ツ木翔也(佐野勇斗)に話しかけるシーンや、プロ野球選手になることを目指す翔也が社会人チームで投げ込みをする姿、歩が、阪神大震災で亡くなった親友、渡辺真紀(大島美優)の墓参りに行くと思われ、そこで真紀の父、孝雄(緒形直人)から「もうここには来んといてくれ」と言われる場面もあった。また短いが、松井の演技も見られた。松井は、歩の中学時代の友人で、神戸・元町で古着「ガーリーズ」を営む相原三花役を演じる。SNSには「ついに松井玲奈が来る」「ナベさんに献花を突き返されていたけど大丈夫?」「真紀パパとのやりとり、試練だな」というポストもみられた。