放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」でヒロインの学友、山田よねを演じている女優の土居志央梨と、大学時代の同期で元同僚の小橋浩之を演じる俳優の名村辰が1日に放送された情報番組「あさイチ」（総合 8・15）にゲストとして生出演。役柄とは違う仲の良さを見せ、多くの視聴者を魅了した。
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ。女優、伊藤沙莉が主人公の佐田寅子を演じている。よねと小橋は、ヒロインの大学時代の同期で、寅子らが明律大女子部の存続のために学園祭で法廷劇を行った際に、小橋が「おままごと」などとヤジを飛ばして妨害したことを発端に観客をも巻き込む口論となり、暴言を吐いた小橋に突き飛ばされたよねが彼の股間を蹴り上げ、犬猿の仲となった。戦後、よねが学友の轟太一（戸塚純貴）とともに経営する「轟法律事務所」で再会した際にも、よねを見た小橋が驚いて隠れる場面が描かれた。
しかしこの日の「あさイチ」冒頭では、2人でハートマークを作りながら「きょうは『虎に翼』から『あさイチ』にやってきました」と声を合わせてあいさつ。MCを務める博多大吉から「ドラマと違い過ぎる。よねさんと小橋さんはどうみても犬猿の仲ですけど」とツッコまれた。実は、2人は所属事務所の先輩と後輩の間柄で、土居は「彼が20歳くらいの時から知っていて、普段はかわいい弟みたいで、まさか『虎に翼』で彼を蹴り上げることになるとは」と苦笑い。さらに、放送前には生放送初出演となる名村に土居がアドバイスしていたことをMCの鈴木奈穂子アナウンサーが明かした。
番組では、「虎に翼」のゆかりの地、神田や御茶ノ水のロケに臨んだ2人。「一緒にデートする気持ちで臨もうと思っています」と小橋がコメントすると、土居も「そうだね」とうれしそうに笑った。ドラマと違い終始、仲の良さを見せる2人に、SNSには「この2人めちゃくちゃカワイイ」「ドラマのイメージと違ってほっこりした」「ハート作っていて笑った」と癒される人からのコメントが殺到。さらに「小橋の雰囲気が違い過ぎて一瞬分からん」「落差がすごすぎて好感しかない」「小橋があんなキャラだったのにいい子すぎる」と好感を持つ人が多くいた。