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朝ドラ「虎に翼」ライアン(沢村一樹)の言葉が胸に刺さる…SNS「しみた」「こんな上司いたら心強い」

iza(イザ!) 2024年9月17日 10時30分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第122話が17日、放送され、東京家庭裁判所所長、“ライアン”こと久藤頼安(沢村一樹)の言葉が視聴者の胸に刺さり、SNSに続々とコメントが寄せられた。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公で東京家庭裁判所少年部部長の佐田寅子を演じている。ドラマは第25週「女の知恵は後へまわる?」(第121~125話)が放送されており、寅子が、少年法改正をテーマとした法制審議会少年部会にライアンらと参加。厳罰化ありきの法務省側のやり方に反対し、激論を繰り広げた。この日の放送でも、月一度の法制審議会少年部会が開かれ、寅子は、法務省に「調査官なくして少年審判はできません。彼らの丁寧な調査が少年たちの心を開く鍵に、裁判官と少年をつなぐ橋になり事件を深部まで照らすんです」と意見。これに元同僚の小橋浩之(名村辰)も「調査官の職務を見下した発言だ」と続き、稲垣雄二(松川尚瑠輝)も「そのとおり! 撤回してください!」と詰め寄った。

するとライアンは「はて?」とつぶやき、「弁護士や裁判所側との意見調整もせず少年法改正を急ぐ必要性が…」と言いながら法務省の豊谷(中山祐一朗)に歩み寄った。そして、家裁設立の時のように法改正したうえで現場が形に合わせる強引さが必要と訴える豊谷に同調しながらも「家庭に光を。少年に愛を。あの時むちゃをしてでも家裁設立のために戦えたのは、家裁の仕事が少年たちにできるベストだと現場にいた僕らが、心からそう信じていたからだよ」と主張。初代東京家裁所長、多岐川幸四郎(滝藤賢一)の言葉をまじえながら当時との違いを述べた。

議論後、ライアンは寅子と弁護士になった汐見圭(平埜生成)を連れてなじみの店「笹竹」を訪問。そこで「ああいうときはね、頭にタッキーを思い浮かべるんだよ。頭の中のタッキーが怒ってくれると心が落ち着くんだよね」「彼ならば『この法改正には愛が足らん!』って叫ぶだろうって」と述べた。多岐川のかつての部下、汐見も「こうしていたでしょうね」と胸ぐらをつかむジェスチャーをしてライアンに共感。多岐川の思い出を語り合ったライアンは、ふと下を向き「会いたいね。タッキーに」とこぼした。

紳士的な対応と、多岐川をしのぶライアンの姿は視聴者の胸に刺さり、SNSには「怒っている時こそ冷静に笑みを浮かべ反撃できるのは久藤さんにしかできない」「心にしみた」「こんな上司がいたら心強い」などの声。また最後の「会いたいね。タッキーに」というつぶやきに共感する視聴者も少なくなく、「私も…」「泣けた」という書き込みも寄せられた。そんななか、直後に放送された「あさイチ」(総合)に滝藤がゲスト出演したため、「『会いたいね、タッキーに』で涙腺崩壊→で、あさイチで会えたw」「ライアンさんがタッキーに会いたいなぁ…と。すぐ会えた、あさイチで」と笑うドラマファンもいた。

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