プロ野球、阪神は2日、パリ五輪レスリング女子76キロ級金メダリストの鏡優翔（ゆうか）が3日に本拠地、甲子園で行われる中日戦のファーストピッチを務めると発表した。鏡は、以前から木浪聖也内野手のファンを公言しており、それを知る阪神ファンからは「キャッチャー・木浪」の起用を後押しする声が高まっている。
五輪前から阪神戦の始球式登板を希望していた鏡。決勝前には阪神のチャンステーマ「チャンス襲来」を頭のなかに巡らせながら奮起。見事金メダルをつかみ取った。その後の会見で、会いたい人を質問された鏡は「阪神の木浪選手」と意中の存在を明かしていた。この日、念願が叶った鏡は自身のX（旧ツイッター）を更新し「阪神の始球式出させて頂きます。ずっと夢だった始球式。オリンピックで金メダル獲って始球式やりたい！ と目標にしていました！」と思いをつづった。
これには虎党も大喜び。SNSには「金メダリストのファーストピッチなんて貴重」と興奮する人や「キャッチャーはぜひ木浪選手で」「木浪に会いたいって言っていた」「キャッチャーするか、マウンドの横でボール手渡してあげて」と推しの木浪との“コラボ”を後押しする声が多く寄せられた。一方で世界の頂点に立った鏡にあやかりたいファンからは「これをきっかけに一発逆転でアレンパ確定させて」というセ・リーグ連覇を願うポストも見受けられた。
鏡と木浪は同じメンタルトレーナーに師事。五輪前にオンライン交流の経験もあり、メダル獲得後には木浪から「金メダルってすごい。本当に刺激になりました」と祝福のメッセージが届いていた。