女優の松本若菜が主演し、SixTONES・松村北斗と共演する連続ドラマ「西園寺さんは家事をしない」（TBS系）の第10話が10日、放送される。
「ホタルノヒカリ」などを手掛けたひうらさとるさんが「BE・LOVE」（講談社）で連載中の同名コミックが原作のラブコメディー。徹底して家事をしないアプリ制作会社勤務の主人公、西園寺さんこと西園寺一妃（松本）と、年下の訳ありシングルファーザーの楠見俊直（松村）とその娘、ルカ（倉田瑛茉）の風変わりな同居生活を描く。
「西園寺さんは家事をしない」第8話振り返り
西園寺さんと楠見親子が「偽家族」として共同生活を送るなか、ついに楠見への特別な思いがあることを自覚した西園寺さんは、このまま人気料理系YouTuberの横井和人（津田健次郎）と付き合い続けるわけにはいかないと別れを切り出した。しかし横井はそれを拒否し、楠見への思いを消してみせると宣言した。そんななか、ネットニュースで2人が熱愛中などと報じられ、「西園寺さんと横井さんが結婚するかも」という噂を耳にしてしまった楠見は、混乱と動揺から「なぜ結婚しないのですか？」などと空気の読めない言動を繰り返し、西園寺さんをイラつかせた。
一方の横井は、西園寺さんから偽家族を奪うつもりはないと説明し、今後も楠見がそばにいるということは、彼のいる場所で自分の価値を証明しないと意味がないと力説。その舞台として、西園寺さんが勤務する「レスQ」と横井のコラボ企画で、グランピング施設からライブ配信を行うことを提案した。大自然の中でライブ配信を終えた夜、西園寺さんと酒を飲んでいた横井は「僕はあなたと家族になりたい。大切なあなたと一緒にいたい」とまっすぐに告白。直後、横井から西園寺さんのことが好きかと聞かれた楠見は「はい、好きです」と素直に答えた。
その後、楠見と2人きりになった西園寺さんは「楠見くんってよく（１年前に亡くなった妻の）瑠衣さんの話をするよね？」と笑顔。「退屈ですよね？」と申し訳なさそうに謝る楠見に西園寺さんは、楠見の心の中にいる瑠衣の話は「楠見くんの話」と伝え、瑠衣の話をもっと話してほしいと優しく笑った。ほのぼのとした2人の会話を物陰から横井が聞いていた。
翌日、西園寺さんに他用があり、コラボ企画の最終回を一人で迎えた横井は突然、予定になかっためんつゆを作り始めた。そのなかで、人生における大切な人との別れにも、昆布を取り出したあとのめんつゆにも「味は必ず残っているんです。記憶や心の中に…」などと語り出し、「視聴者の皆さん、レスQの皆さん、すてきな出会いをありがとうございました」と最後の配信を締めた。その様子を西園寺さんはスマホで視聴。その晩、レスQ本社で会った西園寺さんと横井は互いにすっきりとした表情で「さようなら」と別れを告げた。そして帰宅した西園寺さんは楠見を呼び出し、「この家を出ていってほしい」と唐突にお願いした。
第10話あらすじ
楠見に「この家を出ていってほしい」と告げた西園寺さん。理由は高齢の父・康平（浅野和之）を賃貸部分に住まわせるためだという。楠見は退去に同意。しかし、ひとつだけ気がかりなのはルカのことだった。偽家族が大好きなルカは寂しがるに違いない。ところが、西園寺さんは至ってポジティブ。別々に暮らすことになっても、偽家族は続くと話す。その言葉にルカも納得。偽家族の新生活&新形態に向け、笑顔とワクワクに満ちた楠見家お引越し計画が始まる。しかし、ワクワクな空気の中には、隠しきれない寂しさが漂っていて…。
■番組概要
［タイトル］火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』
［放送日時］毎週火曜よる10：00～10：57