Appleは15日夜、8.3インチのタブレット端末「iPad mini」の最新モデルを23日に発売すると発表した。高品質・高価格のイメージがあるApple製品だが、現行のモデルより性能が上がり価格が下がるという変化に驚く声もあるようだ。
新しいPad miniの価格は、ストレージ(データを保存できる容量)が128GBの場合、Wi-Fiモデルで7万8800円(税込、以下同)、Wi-Fi+セルラーモデルで10万4800円。昨年発売された「iPhone 15」の上位機種に搭載された高性能チップ「A17 Pro」を採用したのが特徴で、文章校正やビジュアル表現などが可能となるAI機能「Apple Intelligence」(日本では来年提供)に対応する予定だという。
X(ツイッター)のユーザーらは3年前に発売された現行モデルと比較して「お買い得になった」と投稿。現行機種のWi-Fiモデルで最も安い価格が、ストレージ64GBの8万4800円だったことから「最小構成で容量がアップしつつも価格は6000円安くなっている」「どんなものでも値上げの時代にまさかの値下げ」「コスパ的には買い」などと驚きながらも歓迎するコメントが多かった。一方、同社は5月に現行モデルを6000円値上げしたので価格自体は以前と変わらないという指摘も見受けられた。
新しいiPad miniはブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの4色展開。ペン型の入力機器「Apple Pencil Pro」が使える、またセルラーモデルは物理的なSIMカードではなく本体と一体化した「eSIM」だけに対応している。