米大リーグのオールスター戦（16日・アーリントン）に出場する投手と控え野手が7日（日本時間8日）に発表され、カブスの今永昇太投手が初めて選出された。日本選手がメジャー1年目で選出されるのは、2023年にメッツの千賀滉大投手が選ばれて以来。この快挙にX（旧ツイッター）には「今永先生」「今永先生オールスター」「今永オールスター」といった関連ワードがトレンド入りした。
この日、ロッカールームで行われたチームミーティングの場でカウンセル監督から選出の報告を受けた今永。まず「レディース&ジェントルマン」とチームメイトの笑いを取ると、「選ばれたからにはしっかり胸を張って、シカゴ・カブスの代表として、もし賞金か何か獲れたらみんなで山分けしたい」と決意を口にした。
MLB公式によると、今永の球宴出場に指揮官は「彼は学習能力があるし、好奇心が旺盛だ。そういったことが彼を前進させ、厳しい局面を乗り越えさせている。そして、彼はより多くを望んでいる。そしていつも、もう少しうまくやろう、もっとうまくやろうと、次のことをもっとうまくやろうとする」と努力の賜物だとし「その姿勢は偉大な選手の証だ。そして、彼はこの評価にとてもふさわしい」と称賛した。
今永の球宴出場にファンは大喜び。SNSには「えげえな今永」「オールスターで覚醒期待」「ぜひMVP級の活躍を！」と喜ぶ声や「前半えぐかったからさすがに選ばれるよな」「当然だよ」といった声もあった。
今永はデビューから先発9試合で5勝0敗、防御率0・84をマーク、1913年以降でMLB記録となる活躍を見せた。その後、苦戦する試合もあったが7日現在、16試合に登板し7勝2敗、防御率3・16としている。
今永の出場で、日本選手の球宴出場は9人目となった。今季はドジャースの大谷翔平投手がファン投票で4年連続4度目の出場を決めている。